学部・大学院

スポーツマネジメント学科
学科長メッセージ

時代が変わり、スポーツも変わる。
自分だけのスポーツ像を探究しよう

スポーツマネジメント学科 学科長
真下 英二

真下 英二

現代社会においてスポーツは、優れたパフォーマンスを通じて人々に夢と希望を与える、ともに体を動かすことでコミュニティ意識を高める、あるいはビジネス・産業として展開することで社会を豊かにする、といったように、社会の中で非常に大きな影響力を持つようになりました。スポーツは社会の中に浸透し、重要な地位を確立したといっていいでしょう。

しかし新型コロナウイルス感染症の拡大により、多くのスポーツイベントが中止、あるいは延期とった結果、実際にプレイするプレイヤーだけではなく、スポーツにたずさわる仕事をしていた人たち、さらにはスポーツ観戦を楽しみにしていた人々にも大きな影響を与えました。確かにそれは、スポーツの「危機」といってもよいものであったのかもしれません。

その一方で、こういう時代だからこそ、スポーツに何ができるのかを考えることもまた重要です。むしろスポーツを通じて、より豊かな社会を実現するために何ができるのか、新しい視点から考えていくことが求められています。そういった意味において、スポーツを取り巻く環境は複雑さを増し、難解になっていることがわかります。

このような時代の動きの真っただ中で、スポーツの未来を見定める目を養い、社会の中でのスポーツの位置づけを理解し、そしてスポーツの新たな価値を創りあげ、社会に貢献していくための人材を積極的に育てていくことこそが、社会の中で求められているといえるでしょう。

スポーツマネジメント学科の使命とは、この尚美学園大学における多様な性格をもつ他学部との連携の中で、スポーツと社会とを結びつける人材を育成することにあると、われわれは考えています。

スポーツにはまだまだ無限の可能性があります。そのスポーツの将来について、尚美学園大学でともに学んでいきましょう。

略歴

昭和46(1971)年愛媛県生まれ。慶應義塾大学大学院法学研究科政治学専攻後期博士課程中途退学。尚美学園大学総合政策学部専任講師、准教授を経て現職。川越市総合計画審議会委員、川越市教育振興基本計画審議会会長、川越市公の施設指定管理者選定委員会委員、日高市市民参加推進会議会長等を歴任。著書として、『選挙制度と政党』(信山社、2003)(共著)、『ガバナンス』(北樹出版、2005)(共著)、『出生率の回復とワークライフバランス』(中央法規、2007)(共著)、『政治学への扉』(一藝社、2016)(共著)など。

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