学部・大学院

情報表現学科 学科長メッセージ

広い視野で物事を考え新しい価値を生み出す力

情報表現学科 学科長定平 誠

定平 誠

近年の情報技術やネットワーク環境の進展に伴い、私たちの生活環境は大きく様変わりしてきています。インターネットはもはや、生活に欠かせない存在となり、ICTやIoTがより我々の社会に密着したものになりました。このような時代に、今後どのような人材が社会に求められていくのでしょうか。

それは「創造力」と「表現力」の豊かな人材であると考えています。創造力とは、既成の知識や技術だけにとらわれず、新しいアイディアを取り入れ、「新しい美と智の価値」を生み出す能力です。この創造力を豊かにするためには、広い視野で物事を考え、物事を多面的に広げていく思考が求められます。つまり、発想の転換、思考の転換がいかにできるかということです。表現力とは、自分を主張するのではなく、相手を理解し知識を交換できる能力です。情報収集能力、他者理解力、状況判断力、環境適応力、社会モラルが求められます。つまり、これらの能力をもとにコミュニケーション、プレゼンテーションによって、いかに自己表現することができるかということです。
本学科ではこの2つの能力を身につけることを根幹とし、学びを行っていきます。

また、本学科の特色に「クロスオーバー学習」があります。コースは「音響・映像・照明」、「CG・イラスト・アニメ」、「美術・デザイン」、「ゲーム・ゲームサウンド」、「情報・アプリ」、「SNS」の6つがあります。基本はこの各コースの専門的な知識と技術を習得していくわけですが、一つのコースの知識や技術だけを習得するのではなく、複数のコースの学習も自由に選択でき、交流することのできる学びの場を備えています。そして、本人の志向の変化に応じて柔軟にコースを変更することもできます。

暗記するだけの学習ではなく、考え、体感する学習手法を習得し、広い視野で物事を考え、新しい価値を生み出すことのできる人材に育ってほしいと願っています。

略歴

日本大学理工学部卒業。工学博士。
大学では、メディアリテラシー、文書デザイン技法、プレゼンテーション技法、メディアコミュニケーション論、ネットワークビジネス応用研究などを担当。研究室では委託事業や委託研究を通じてPBL(Project-Based Learning)教育を実施。フィールドワーク活動を通じて現場のスタッフと協同作業を行うことで、学生の自発的な学習を促し実践かつ創造性のある教育を行っている。また、情報関連書籍の執筆活動のほか、動画を中心としたウェブプロモーション、ウェブコンテンツ、メタバースの企画・制作を行っている。
日本テレワーク学会 顧問。情報処理学会 会員。日本経営情報学会 会員。

【主な書籍】
「メディアリテラシー 標準テキスト」、「Word/ Excel/PowerPoint 標準テキスト」、「基本情報処理 合格教本」、「図解チャート よくわかる実習「情報」」、「親子で楽しむ9歳からのインターネット」など。

尚美学園大学twitter 尚美学園大学YouYube