学部・大学院

総合政策学部 学部長メッセージ

2026年4月、総合政策学部は新しく生まれ変わります。

総合政策学部 学部長金原 由紀子

金原 由紀子

現代の社会は複雑化し、急速に変化しています。社会課題をこれまでと同じ方法で解決にすることは難しく、多角的な視点や柔軟な思考が必要になっています。「総合政策」は、政治、法律、経済などの学問の垣根を越えて、社会課題を多角的に理解して解決するための分野です。

総合政策学部では、「総合政策」の知識と社会で活躍するためのスキルを実践的な形で身につけることができる新しいカリキュラムが2026年4月に始動します。コースは卒業後の進路に合わせて「公共・社会貢献コース」(公務員・社会福祉・地域貢献)と「現代ビジネスコース」(経済・経営・コミュニケーション)に再編し、これまでの3つの科目分野は5つのフィールドに広がります。社会科学を基本としながらも、歴史やアートやスポーツなど幅広い分野を学べます。また、地域と連携した課題解決型授業、学生の主体性を育むアクティブ・ラーニング、キャンパス外での実践的な学修を行い、コミュニケーション力や発信力を磨きます。さらには、早い段階から自分の興味と適性に合ったキャリア形成をできるように、尚美学園大学の総合政策学部にしかない独自の「先進的キャリア形成科目」を充実させました。社会への視野が広がる「業界研究」科目や将来像に合わせたインターンシップなど、ここにしかない学びがあります。一方で、公務員試験合格に向けた対策講座の手厚さや、一人ひとりの学生に寄り添う少人数制の教育は、これまでと変わりません。

みなさんが総合政策学部の新しい学びを通して社会への視野を広げ、社会で活躍されることを期待しています。

略歴

お茶の水女子大学文教育学部哲学科卒業。お茶の水女子大学大学院修士課程人文科学研究科修了。お茶の水女子大学大学院博士課程人間文化研究科単位取得退学。1996~98年フィレンツェ大学文哲学部留学。2001年博士(人文科学)。尚美学園大学総合政策学部准教授を経て現職。地中海学会、西洋中世学会常任委員。

著書に『プラートの美術と聖帯崇拝』(中央公論美術出版、2005年、第11回地中海学会ヘレンド賞受賞)、『プラート美術の至宝』(展覧会カタログ、2005年)、『美術コレクションを読む』(共著、慶応義塾大学出版会、2012年)、『トスカーナと近代絵画』(共著、展覧会カタログ、2013年)、『移ろう形象と越境する芸術』(共著、八坂書房、2019年)、『キリスト教文化事典』(共著、丸善出版株式会社、2022年)ほか。

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