学部・大学院

総合政策学科 学科長メッセージ

現代社会を生き抜くために、総合政策の学びを通じて「複眼思考」と「ものごとを総合的にとらえる力」を身につけよう

総合政策学科 学科長加藤 順一

伊藤 雅之

「総合政策」とは、複雑な現代社会の問題を多角的にとらえ、その解決策を探っていく学問です。ものごとをある一つの側面だけに着目するのではなく、複眼的な視点で総合的に考えていきます。現代に生きる私たちにとってこのような「複眼思考」がいかに大切かということは、いま直面している「コロナ禍」からも理解することができます。

ウイルスの脅威のもとで社会生活を維持する方策を立てるには、医療・公衆衛生の面からだけでなく、経済の面からも考えなければなりません。そのための法制度の整備では、個人の自由や権利と、感染防止のために必要な強制力とのバランスに配慮することが必要です。ワクチン接種や医療体制の運用も含めた行政のはたらきを円滑にし、感染拡大防止への人々の理解と協力を取り付けるには、政治のリーダーシップが欠かせません。

延期された東京オリンピックが実際に行えるかどうかという問題についても、オリンピックというイベントのあり方、現在の国内・海外の情勢、経済的な得失や感染上のリスク、実にさまざまな事柄に眼を向け、総合的に考えなければなりません。コロナ禍だけではなく、地球温暖化や自然災害などに表れる環境問題、人口減少社会を招き寄せる少子高齢化問題など、重要な問題であればあるほどその構造は複雑です。

現代の社会生活・社会活動にはさまざまな側面と領域があり、人はそのような社会の中で自分の生きる道・生きる場所を切り開いていきます。そこで必要な「複眼思考」・「ものごとを総合的にとらえる力」を総合政策学科の4年間で身に着けて頂きたいと思います。1年生のときは、社会のしくみと営みを構成する三要素―法律・政治・経済―の基礎を中心に学びます。2年生からは、自分の興味・適性や卒業後の進路などを考えて「公共・社会貢献」「経営プランニング」「ビジネスプロフェッショナル」の3つのコースのうちいずれかひとつのコースを選択し、各コースの主分野・副分野の科目を中心に学習・研究を深めます。イメージできる進路の例は、「公共・社会貢献コース」なら公務員や教育・まちづくりなど地域と暮らしを支える仕事、「経営プランニングコース」なら起業および企画を立てたり事業構想に携わったりする仕事、「ビジネスプロフェッショナルコース」なら営業・サービス関係などコミュニケーション力を活かす仕事などです。

みなさんの将来と成長を期待しています。

略歴

1985年 慶應義塾大学法学部政治学科卒業
1991年 慶應義塾大学大学院法学研究科後期博士課程単位取得退学(2000博士[法学])
1993年 名古屋明徳短期大学専任講師(2001助教授)
2003年 星城大学リハビリテーション学部助教授
2007年 尚美学園大学総合政策学部教授
『法制と社会の古代史』(共著)、『政治と宗教の古代史』(共著)、『地域文化史の研究』(共著)、「太平洋戦争中の日本国内における欧米人捕虜の処遇に関する日本赤十字社文書の研究」
(文部科学省科学研究費補助金報告、共同研究)

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