学部・大学院

音楽応用学科 学科長メッセージ

「音楽」で「社会」を繋ぐ人材を育成します

音楽応用学科 学科長竹内 誠

竹内 誠

「音楽」は、いつからあるのでしょうか?
「音楽」を奏でる「楽器」は、いつ誕生したのでしょうか?
そんなことを疑問に感じたことは、ありませんか。

数千年前のエジプトやギリシャなどの古代文明では、すでに管楽器や弦楽器を使用した音楽が存在していたことがわかっています。さらに遡ってみると、声や身体を使って音を出して表現したり、身の回りにあるものを叩いたり、弓の弦を弾いたりしたことが楽器の始まりだと考えられています。
例えば、幼児の頃に茶碗を箸で叩いたりしたことはありませんか? 私もお茶碗を箸で叩いて両親に怒られた記憶があります。それは、音を発して楽しむことは人間が持って生まれた本能であり、音楽はその本能から生まれたものだからと私は考えています。
現在は音楽が生活の中に溢れていて、コマーシャルやドラマ、アニメ、ゲーム、様々な店舗、電車の発着音などに、音楽が効果的に使われています。
音楽を効果的に使うためには、どのような音楽が必要であるかを考えて音楽を選ぶ、あるいは音楽を作るという、音楽を応用する思考と感性が必要となります。

音楽応用学科の基本理念は、音楽で社会と生活を豊かにする人材を育成することです。
音楽メディアと音楽ビジネスの二つのコースがあり、それぞれの専門性は異なりますが、人と音楽の関係を知り文化的な側面と論理的な思考により音楽の価値を判断することは同じです。
音楽応用学科は、皆さんの「音楽が好き!音楽を作りたい!演奏したい!」を応援する学科です。
大学で学んだことを活かし、「音楽」を通して社会や人々の幸福な生活のために貢献してくれる人材をたくさん育てていきたいと願っています。

略歴

東京芸術大学音楽学部作曲科卒業。音楽理論を北村明、作曲を三枝成彰、八村義夫、小林秀雄、黛俊郎、各氏に師事。大学在学中から作・編曲活動を始め現在に至る。作曲活動の他に、楽器とハーモニーの音響解析の研究を行うなど多方面に活躍。尚美学園短期大学音楽ビジネス学科専任講師を経て現在は尚美学園大学芸術情報学部音楽応用学科教授。

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