学部・大学院

芸術情報学部 学部長メッセージ

音楽や身体表現、そしてディジタルコンテンツを駆使して自分という「人間」を自由に表現していきましょう。

芸術情報学部 学部長恩田 憲一

恩田 憲一

尚美学園大学芸術情報学部が学びのキーワードとして大切にしていることは「人としての豊かな表現力」です。音楽を奏でることや舞台で演じること、そして映像や音響など五感に響く作品を創りあげることは、人が人間らしく知的で豊かな人生を歩む上で極めて大切なことです。そのような人としての表現の在り方を追求し、そのための学びの場を提供していくことが、私たち芸術情報学部が目指す教育の使命です。

尚美学園大学は、1926(大正15)年に「尚美音楽院」として本郷の地に誕生しました。1981(昭和56)年には「尚美音楽短期大学」を開学し、音楽科・音楽情報学科が設置され、さらに1986(昭和61)年には「尚美学園短期大学」と改称して音楽ビジネス学科が加わりました。2000(平成12)年には更なる発展を目指して4年制大学として生まれ変わりましたが、2015年(平成27)には音楽応用学科と舞台表現学科を新たに開設し、本学が1926年の創設以来フォーカスし続けてきた、自分という「人間」を表現し、高めていくための学びを受け継いでいるのが、この芸術情報学部です。

あらゆる分野で機械学習による支援が日常化するこれからの時代には、人にしかできない「何かを表現する」という行為は、その重要性を更に増していくことでしょう。自分はどんな考えや価値観、そして世界観を持っているのかを、正しく表現し伝えていくことは、自分が周囲と理解し合う為の基本となる重要な要素です。加えて、自分自身を表現すると同時に自分とは異なる他者の価値観や表現を認める寛容さも養わなければいけません。伝統的な価値観だけで世界を理解するのではなく、直接自分の目で見て、肌で感じて、何が大切で何が必要かを正しく理解する、そのような先入観にとらわれない自由な感性がこれまで以上に求められる新しい時代を若い皆さんに切り拓いて行って欲しいと思います。

芸術情報学部には、そうした変革期を迎えた時代を乗り越えていくための力となる、既成概念にとらわれない新しい学びの領域が数多く用意されています。音楽や身体、ディジタルコンテンツを駆使することで、この世にふたつとない自分という「人間」を表現しようと熱望する、チャレンジ精神にあふれた皆さんと一緒に学べる日を、教職員一同、楽しみにしています。そして4年間の学びを通して、皆さんが人生の楽しみ方を心得た魅力あふれる社会人に成長していく未来を、心から期待しています。

略歴

慶應義塾大学大学院工学研究科後期博士課程電気工学専攻所定単位取得後退学
慶應義塾大学より工学博士号取得
情報処理技術者試験委員、情報処理学会会誌編集委員、
一般社団法人芸術科学会評議員および理事を歴任
平成10 年4 月尚美学園短期大学助教授
平成12 年4 月尚美学園大学芸術情報学部助教授
平成16 年4 月尚美学園大学芸術情報学部教授
平成18年4月尚美学園大学大学院芸術情報研究科情報表現専攻教授

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