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本学学生が「第34回全日本高校・大学ダンスフェスティバル(神戸)」で『審査員賞』を受賞しました

高校・大学の「ダンスの甲子園」とも呼ばれている創作ダンスの全国大会「第34回全日本高校・大学ダンスフェスティバル(神戸)」創作コンクール部門で、尚美学園大学舞台表現学科の作品が、『審査員賞』を受賞しました。本大会は、出場者3500人以上、高校80校、大学26校が参加する全国大会です。

■作品名
『暁光の弔い-フローレンス・ナイチンゲールの見た世界-』
尚美学園大学 舞台表現学科

■代表学生コメント(舞台表現学科 ダンスコース3年 高階泉希)
今回、高校・大学ダンスフェスティバル神戸に参加したきっかけは大学生として特別プログラムに出たいと思ったからです。昨年も大会へは参加しましたが、惜しくも賞まで届きませんでした。私は高校生の時から本大会へ参加させていただいていて、チャンスがあるなら今年は代表者として挑戦したいと思い参加をしました。
今回の作品を作るにあたり大切にしてきたことは、主人公の感情が積み重なっていく過程が浮かび上がるような演出です。フローレンス・ナイチンゲールの、看護師の生涯を題材に創作しました。手を差し出す努力の積み重ねで、ほんの小さな事ができるようになっていくけれど後ろを見るとまだ何も状況は変わっていない。1人の微力な力ではまだ物事を変化させることは出来ない。そうした現実の中でも前を向いて歩き続ける様子を演出することで、ハッピーエンドでは終わらず、現実に立ち向かい力強く生きていく様子を伝えたいといった表現を最後まで追求しました。賞をいただけたことは、沢山の人の支えがあったからです。関わってくださった方々に心から感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

■教員コメント(顧問:三輪亜希子先生(舞台表現学科 専任講師))
尚美学園大学の大会チームはダンス、演劇、ミュージカルコースの集う有志チームで毎年参戦しています。今年の作品は、歴史と心理がキーワードでしたため、身体で演じ切ること、台詞を纏ったようにノンバーバルに伝えること、これをどう作品として落とし込むかを根源的にリサーチし、振付や動き方の細部まで学生と模索した半年でした。物語の語り部となる身体性を纏った学生の新たな一歩に立ち会うことができました。サポートしてくださった皆様に心から感謝申し上げます。

■教員コメント(コンクールチーム監修:清水典人先生(舞台表現学科 准教授))
この作品創作を通して、ナイチンゲールのように、学生自身が自身の意志を持ち表すこと、そして自身は誰かのために手を差し伸べることができるのかという問いを立てて取り組みました。体調不良やケガなども経験しながら、仲間と思いをぶつけながら、日々共に踊れる幸せを今噛み締めていると思います。試練の先に光が見え始め、その先に必ず幸せがやってくることを今回の活動が裏づけてくれていると思います。

■「第34回全日本高校・大学ダンスフェスティバル(神戸)」WEBサイト
https://www.ajdf.jp/index.html

※本大会の様子は9/3(土)15:00よりNHK Eテレにてテレビ放送予定です。

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