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音楽表現学科 ポップスコース主催「Dr.Capital 特別講義」開催報告

11月24日(木)、芸術情報学部 音楽表現学科 ポップスコース(ポップス専攻) 主催による、音楽博士、シンガーソングライターとして活躍中のDr.Capital氏 特別講義を開催いたしました。

講義前半は、リズムについてお話ししていただきました。アップとダウン、シンコペーションの波、「のれる」「踊れる」という感覚、4拍子の表現性、4拍子以外の表現性(変拍子)、リズムが伝える意味などをお話いただきました。また途中、皆で立ち上がり、手足を使ってリズムをとる時間もありました。

続いて、特別コーナーとして、英語の歌詞のアドバイスがございました。あいまいな情報や言い回しより、具体的で特定的な歌詞の方がリスナーに関心を持たせるということや、「感覚」を働かせるということ、ストーリーを描くということなど、英語のみならず日本語の歌詞においてもポイントとなるような興味深いお話でした。

講義後半は、メロディについてお話ししていただきました。「メロディの書き方」では、まず感覚的に書いて、その中で“何か足りない”、“あの曲と似すぎ”と思ったときの為に、メロディの表現効果やテクニックを細かく勉強しておくことの大切さをお話されました。「メロディの表現性」では、高い音と低い音の表現性の違いや、上がるメロディと下がるメロディのお話をされました。「単音の表現性」では、メロディの表現エクササイズとして、実際にギターで音を出してくださり、皆で一緒に単音のイメージを言語化しました。

続いて、コードについてお話ししていただきました。「コードの表現性」では、自分の独自のスタイルの中で表現力をパワーアップしていきたいなら、3和音で伝えられる感情を研究しようというお話をされました。また、実際にギターで音を出してくださり、「メジャーコードだから明るい」と一言でまとめられるのか、「マイナーコードだから暗い」と一言でまとめられるのか、という聴き比べをして、学生たちが感じたことを表現しました。最後は「ダイアトニックコードの表現性」について、歌詞にどのコードをあてるかということをお話され、講義終了となりました。

第一線でご活躍され、流暢な関西弁でお話されるキャピタル先生の講義は大変興味深く、普段、ソングライティングを学ぶ学生にとって大変貴重な機会となりました。

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