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音楽表現学科 ポップスコース主催「宮沢和史先生 特別講義」開催報告
6月24日(木)、芸術情報学部 音楽表現学科 ポップスコース(ポップス専攻) 主催による「宮沢和史先生 特別講義」を開催いたしました。
講義前半は、ミュージシャンとして多くのヒット曲、名曲を生み出し、第一線でご活躍され続ける宮沢先生ご自身のこれまでの音楽活動の内容をお話しされ、同時に影響を受けた様々な国、ジャンル、アーティストの音楽を紹介してくださいました。
講義後半は、音楽の文学性をポイントに、アンパンマンのマーチ、ボブ・マーリー、サンバ、ボサノヴァ、沖縄民謡、ファド(ポルトガル民族歌謡)など、様々なジャンル、アーティストの音楽の歌詞を取り上げ、音楽が生まれる時、必ずそこには動機=物語、歴史、悲しみ、喜びなどが存在し、そこに咲く花が音楽であるとご説明されました。
また、宮沢先生の代表曲のひとつである「島唄」について、沖縄の壮絶な戦争の歴史と共に楽曲制作の動機についてお話しされました。続いて、歌詞のダブルミーニング、アレンジ面でのメッセージなど、同曲で使用されている音楽的なトリック、ギミックを解説してくださいました。
最後は、ポルトガル音楽のファド歌手の素晴らしい歌唱シーンを紹介され、「音楽は見えない、触れられない、質量がないが、たった3、4分という時間の中にもの凄いメッセージを含み、人間の心を震わすことができる。これが音楽の力。今日は、この素晴らしい音楽に自分の人生を捧げようとしている皆さん(学生)に会えた。またこの先、音楽の世界、現場で皆さんに会えたらこんな幸せなことはない」と、音楽を学ぶ学生たちにエールを送ってくださいました。