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本学学生が「上郷クローブ座」(新潟県津南町)にて自主公演を開催しました
芸術情報学部 舞台表現学科ダンスコース所属の学生8名が、新潟県津南町にある「 上郷クローブ座」劇場にて1時間のダンス作品を上演しました。
この劇場は閉校した中学校を、 新たなパフォーミングアーツの拠点としてリノベーションし誕生し た施設です。自然豊かな地域で滞在をしながら、作品を制作・ 上演し、地域におけるパフォーミングアーツの可能性を探り、 都市と地域の交流の場となってます。
作・企画:舞台表現学科 ダンスコース4年 齋木 穂乃香
<学生のコメント>
「ダンスは、 普段関わりのない方にとっては近寄りがたい存在という印象があり ます。そのため、 今回は舞台ホールではなく自然の光と景色が見える日常的な空間で のパフォーマンスに挑戦したり、 身体遊びを入れて観客に参加してもらうなど、 ダンスを生活に寄り添う身近なものだと感じてもらうための表現を 模索しました。客席と舞台の境目を取り払い、 会場全体を取り巻いてその場にいる人たちと同じ時間を過ごしてい るという感覚を大事に創作を進めていきました。
今回は大学で創った作品を地方の劇場で上演するという方法でした が、空間が違うだけで作品の内容は変わらずとも、 流れてる時間やダンサーの身体の変化が見られるなど新たな発見が ありました。 長期的に滞在しフィールドワークなどができたらより作品の内容が 濃いものになるのではないかと感じました。」
<舞台表現学科 三輪亜希子専任講師のコメント>
「今回の企画を先導したリーダー学生達は, 入学当初から自主的な活動への意欲が高く, 積極的に舞台鑑賞へ足を運んでいたという印象があります. こうして積み重ねた舞台芸術の知識と経験をふんだんに発揮しなが ら,会場探しから実施・ 運営までを主体的に進行したものが今回の公演です. 私が本番会場でのリハーサルを拝見した時には, 窓から差し込む自然光が時間とともに場の色彩を変化させ, 音楽と合わさった川のせせらぎ音が心地よい体感を生み出しました .こうして, 一期一会のかけがえのない瞬間を観客に届けたいという純粋な気持 ちを大切にしながら, 大学時代に成し遂げたいことという強い意志のもとに地元での自主 公演を実現させたという行動力は, 彼らの卒業後の活力になると期待しています. 最後になりましたが,この度の企画実施にあたり, サポートして頂いた後援会やいつも温かく見守ってくださる保護者 のみなさま,大学関係の方々へ改めて感謝を申し上げます.」