ダヴィッド・キッドマン氏特別講義　開催報告

芸術情報学部情報表現学科では、ダヴィッド・キッドマン氏をお迎えして、特別講義「フランス・フィルムとビデオを越境するユニークな視点」を開催いたしました。

映像の発明時点まで遡るユニークな視点で制作された、フィルムやデジタルビデオを越境する実験的な映像制作活動を行っているフランス・トゥール美術大学教授のダヴィッド・キッドマン氏をお迎えし、太田曜講師（「映画論」担当／実験映画作家）を聞き手に、自作の映像作品やインスタレーション作品映像を上映し、そのコンセプトや背景について講義を行っていただきました。

講義では手作りの装置と映写機を組み合わせた16ミリフィルム・インスタレーション作品（本学での紹介が世界初公開となる新作でした）をはじめ、メディアやそれを包含する意味を様々な形で「越境」する試みに満ちた作品が、4作品紹介されました。

異なる映像メディアを、解像度や利便性による優劣に囚われず、本質的な性質や機能の違いに着目し組み合わせて作られた独創的な作品、そして作家本人に触れることが出来た貴重な機会となりました。

開催日時：６月１５日（木）５限　１６：２０〜１７：５０

開催場所：S520教室（特撮スタジオ）

参加人数：約４０名