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音楽応用学科

音楽応用学科 学科長 挨拶

「music is a science」
音楽は科学だ

このように書くと「音楽は芸術」ではないのかという反論を受けるかもしれない。それも尤もなことだが「音楽」あるいは「音」そのものには科学的な側面があり、また数学的な側面もあり、はたまた歴史的な側面もある。どこの側面に注目するか視点をどこに置くかによって見える景色が変わってくる。

人間はある音楽やフレーズを聴くことによってかつて体験した出来事を思い浮かべたり、気に入った音楽を聴くことによって陶酔感を得ることができる。私の場合リヒャルト・シュトラウスの「ツァラトゥストラはかく語りき」の冒頭を聴くとどうしても子供の頃テアトル東京で初めて見たシネラマ映画「2001年宇宙の旅」(スタンリー・キューブリック監督作品)を思い出し、当日すごい大雨であり雨が地面にあたる音や雨のにおいも思い出す。

また音楽でなくとも皆さんはフライパンでジュー・ジュー炒め物を作っている音を聞くとおいしい肉や野菜の味を思い浮かべたりという体験はないだろうか。というように音や音楽が人間の脳に及ぼす影響は非常に大きい。音をどのように認識するか脳科学の研究分野であるが興味深い。

音楽応用学科では学生諸君に科学的な視点を持ってもらえるようにカリキュラムを考えている。このような視点で音楽を聴き眺めると漫然と聞いているときには見えない景色が見えてくる。それを今後の創作活動、プロデュース活動、研究活動に活かしてほしい。

学科長プロフィール

音楽応用学科 学科長
古山 俊一

千葉大学工学部卒業。株式会社京王技研(現コルグ)に入社。MS20からM1までのサウンドデザイン等を担当。スタジオエレホンを設立、独立。コンピュータや電子楽器を活用してCMや博覧会などのイベント音楽制作、音響を組み合わせたマルチメディア作品の制作・研究を行う。また、電子楽器やデジタル音響関連の著書やビデオが多数ある。本学公演のミュージカルドラマ「シューベルト」の映像効果を担当する。情報処理学会会員、日本シンセサイザープログラマー協会会員、音楽電子事業協会(AMEI):メディアコンテンツ委員会委員長などを歴任。