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学科長 挨拶

音楽表現学科 学科長 挨拶

現代の多様化した音楽の流れに、乗り遅れてはいけない!
音楽を仕事にしたいなら指をくわえて待っているのではない。
自ら仕掛けていくのだ!

街中に溢れかえるBGM、テレビやラジオから流れるCMソングや効果音、ネット上でもありとあらゆる音楽が聴かれる。時代はアナログから完全にデジタルに変わり、生演奏をするミュージシャンが少しずつ必要とされなくなった。それに比例してCD商品の売れ行きも低下する。しかし、音楽が社会から無くなるどころか、姿かたちを変えながら益々盛んになっている。いや、盛んというよりは多様化してきたと言うべきか?

昔に比べ、音楽は鑑賞する側から自ら演じ、それを発信していく時代になった。その象徴的な事例として、カラオケ文化の発達と、ネット上にアップされる動画文化であろう。ストリートミュージシャン達も第二の栄光の架橋を目指して、ひたむきに活動している。

さて、そんな冷静な感覚で音楽産業を捉えている君たちは、大事なことを見落としてはいないだろうか?

純粋に音楽が好きで、これから音楽に関係した仕事をしていきたいと思っている君たちがまず把握しなければならないことは、前述の表面的な音楽社会の分析ではなく、その裏側で仕事をして活躍している人たちがどれだけ存在するかだ。そこに、音楽で生きていくヒントが無数に隠れていることに気付いて欲しい。例えば、アーチストの新曲がリリースされると同時にカラオケにはリストアップされるけれど、いったい誰がどんな手法でカラオケ用の音源を制作しているの?コマーシャル音楽を作曲する際に、どこが誰に発注しているの?そもそも小中学校の音楽の教科書を作る人の人選はどうして決めているの?コンサートホールの裏方で仕事している人って、どんなルートで就けるの?クラシックCDで解説文を執筆している人って、音楽のことなら何でも知ってるの?普段は何をしてるの?等々、音楽関連にほんの少しでも携わって生きている人の数は、もしかしたら演奏で生きている人の何倍もいるかもしれない。可能性は無数にある。演奏家を目指すのは勿論、プライドを持って裏方で活躍する生き方も視野に入れてみないか?音楽表現学科は平成30年4月からピアノ、声楽、管弦打楽器、作曲、ジャズ、ポップスに、新たに音楽教養、音楽教育、ヴィルトゥオーゾの専攻が加わり9専攻としてスタート!更に可能性が広がった音楽表現学科で、音楽を仕事にするスキルを磨いていこう。

学科長プロフィール

音楽表現学科 学科長
後藤 文夫

東京藝術大学音楽学部を経て同大学院修士課程音楽研究科修了。学部在学中に安宅賞を受賞する。ユーフォニアムを箕輪響、三浦徹、故大石清の各氏に師事。過去9回のリサイタルを開催。88年までは、主に吹奏楽の分野を中心に多数の演奏会、レコーディングに参加。89年にはユーフォニアム・テューバ四重奏団『獅子座』を結成し、8回の定期公演や各種コンサートを実施。また、この年以降は管弦楽のテナーテューバ・バストランペット奏者として活動を転換し、NHK交響楽団、東京都交響楽団等で数々の公演と録音に出演し好評を博す。95年に『いちばん易しいユーフォニアムレッスン~君のはじめての音をつくる本~』を執筆。2000年5月から6年間、日本ユーフォニアム・テューバ協会理事長の要職を務めた。尚美ウインド・ フィルハーモニー常任指揮者。