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カリキュラム・ポリシー(教育課程編成の方針)
令和8(2026)年度入学者適用
大学全体のカリキュラムポリシー
本学では、各学部学科の人材養成の目的及び学位授与の方針に掲げる知識・技能などを修得させるために、教養科目、専門科目及びその他の必要とする科目を体系的に編成し、講義、演習、実習を適切に組み合わせた授業を開講します。 各学部学科のカリキュラムとそれを構成する各授業科目の関連性をカリキュラム・マップにおいて示して体系的カリキュラムを編成するとともに、その順序性やレベルを示す履修系統図、科目の学問分野、難易度、授業形態等を示す科目ナンバリングを作成することで、4年間の学びの全体像を分かりやすく明示します。 教育内容、教育方法、学修成果の評価については次のように定めます。
教育内容
- 1.教養教育
- 教養教育は、専門教育に向けての基盤作りのために基礎的な知識・技術を学ぶことだけでなく、社会人として最低限必要な社会人基礎力を養成する場でもあります。すなわち、本学では、教養科目について、専門教育を学ぶ前の基礎的な教育を行う場としてだけでなく、出口に向けて卒業後、社会人として当然に社会から求められる汎用的能力を養成する場としても捉えており、このような意味で本学の教養科目は2つの機能を有しています。教養科目は、現代社会の教養、スポーツ、教養芸術、情報技術力、キャリア及び異文化理解力の6つの科目区分で編成されており、芸術情報学部情報表現学科・芸術表現学科では24単位以上、総合政策学部総合政策学科では26単位以上、スポーツマネジメント学部スポーツマネジメント学科では30単位以上修得することとなっています。
- 2.専門教育
- 専門教育は、各学部学科のディプロマ・ポリシーに掲げる能力・資質を修得するため、専門分野の教育内容を体系的に学べるよう編成されています。
- 3.免許・資格取得のための教育
- 教員免許や国家資格等を円滑に取得できるカリキュラムが編成されています。
- 4.全学オープン選択科目
- 専門性をより深く追究するとともに、分野横断型教育を実施するために、所属学科の専門科目だけでなく、他学部他学科の専門科目を全学オープン選択科目として24単位まで履修可能であり、卒業要件である124単位以上に含むことができます。
- 5.キャリア教育
- キャリア教育は、社会人基礎力を養成するキャリア科目と職業意識の形成を促すためのインターンシップ科目で編成されています。
- 6.語学教育(英語、日本語教育)
- 国際社会において必要な語学力と知識を養い、異文化間におけるコミュニケーション力を養成することを目的として編成されています。また、外国人留学生のための日本語教育では、確実な日本語能力を付けられるよう授業科目が編成されています。
教育方法
- (1)講義、演習、実習
- 教養科目及び専門科目では、教育内容や学生の理解度に合わせて講義科目、演習科目、実験・実習科目の組み合わせにより教育を行います。
- (2)カリキュラムマップ・履修系統図・科目ナンバリング
- 全ての学科ごとにカリキュラムマップ、履修系統図及び科目ナンバリングを作成し、提供することにしています。カリキュラムマップは、各授業科目とディプロマ・ポリシーとの関係性を示したものであり、体系的な教育課程の編成を可能するとともに、学生が伸ばしたい能力・資質により履修する科目を選択できるように整理したものです。履修系統図は教育課程全体を俯瞰し、科目を学修していく順序、科目と科目の関連性や内容の順序性を表したものです。科目ナンバリングは、各科目に番号を付すことで、科目の学問分野、難易度、授業形態、授業形式等を示すものです。いずれも高い学修効果を目指し、体系的な教育課程の編成のために作成するものです。
- (3)アクティブ・ラーニング
- グループワーク、ディスカッション、プレゼンテーションなどを取り入れたアクティブ・ラーニング形式の授業を積極的に取り入れ、学生が主体的な学修態度で授業に臨むことで、教育内容をより深く理解し、また、社会人として必要とされる汎用的能力を修得することが可能となります。
教育評価
- (1)学修成果の評価方法
- 学修成果の評価方法は、科目ごとのシラバスにおいて具体的に示しています。シラバスでは各授業科目の達成目標を示し、達成目標に対応した成績評価基準を定めるとともに、予め示された成績評価方法により試験や課題提出等を行い、科目達成度の評価が行われます。
- (2)学修の到達度と評価
- 本学学則に定める単位を修得した者には、卒業が認定されます。卒業に必要な単位は、教養科目及び所属学科の専門科目(専門基礎科目、専門発展科目等)を履修して修得します。
情報表現学科
芸術情報学部情報表現学科では、次の方針でカリキュラムを編成します。
カリキュラム編成の方針
CP1-1:表現行為の前提として、物事をよく観察し、本質を見抜く審美眼を養成する教育内容及び教育手法を採用する。
CP1-2:独創的なアイディアや新たな価値を生み出す発想力・創造力を育むため、さまざまな表現方法の持つ意義や制作物の解釈等の学びを通じて、学生一人ひとりの個性や自由を伸ばす教育を重視する。
CP1-3:発想力や創造力により生み出したアイディアをカタチにする力を育むため、アウトプット重視の教育手法を採用する。
CP1-4:課題解決のために、多様な情報の中から必要な情報を収集し、それを分析して論理的な説明ができる力を育むため、データサイエンス等の情報分野を広く扱う科目を展開する。
CP2-1:情報表現分野の基礎~発展的知識・技能を修得し、実社会でそれらを実践していけるように、社会とのつながりを重視した学修が可能なカリキュラムを展開する。
CP2-2:情報表現分野の基礎~発展的知識・技能を修得し、それらを統合することで新たな視点で物事を捉え、それを広く社会に対し表現するなど、単なる知識・技能の修得にとどまらない幅広い学修を可能とするカリキュラムを展開する。
CP3:社会人として当然に求められる汎用的能力を育むために、教養科目及び専門科目を通じて、文章読解力、文章表現力、協調性・協働する力、基礎的ITスキル、プレゼンテーション能力、異文化理解力・外国語能力等の汎用的能力の養成を意識した教育内容及び教育手法を採用する。
CP4:本学の建学の精神である「智と愛」の下、生涯を通じて学び続ける力を育成するために、学生の主体的学修態度を促すアクティブ・ラーニング等の教育手法を積極的に採用する。また、他者への共感力を持って行動できる高い人間性を育むために、グループワークでの学修やオフ・キャンパスでの学修を充実させ、他者と協働する機会を積極的に設ける。
教育内容
・1年次では、専門科目のうち情報基礎科目である「コンピュータ基礎論」を必修とし、情報表現の専門的な学修に向けた基礎的な知識・技能を育成する。また、専門科目の「クロスオーバー学習A・B」を必修とし、情報表現分野の知識・技能を組み合わせて統合する、すなわち、情報表現分野の各専門分野をクロスオーバーさせて、新たな視点を獲得し、独創的なアイディアや価値を生み出す力を育むための準備学修を行う。情報基礎科目、情報、音響・映像・照明、CG・美術、WEB応用、人間、ゲームから構成される専門科目では、学生の主体的学修態度を促すため、多くの科目でアクティブ・ラーニングによる授業を行う。また、学生の主体性を尊重し、コースに縛られず、専門科目及び学部共通科目は必修である「コンピュータ基礎論」を除き、選択科目として展開する。
・2年次では、専門科目の「プレゼミナールA・B」を必修とし、情報表現分野の基礎的な専門知識・技能の確認を行うとともに、専門知識・技能を組み合わせて統合する力や実社会において応用する力を育成する。
・3年次では、専門科目の「ゼミナール」を必修とし、4年次の「卒業研究」に向け専門的知識・技能を深めるとともに、応用力及び統合力の養成を行う。専門科目のうちキャリア科目である「インターンシップⅡ」では、学生の興味のある業界での就業体験を可能とする。
・4年次では、専門科目で必修科目である「卒業研究」において、情報表現の専門的知識・技能及び学科固有のDPである能力を総動員し、自分だけの独創性のある創作物の制作、または、研究論文を執筆し、4年間の学修の集大成とする。
教育方法
演習科目であるゼミナールだけでなく、講義科目においても、学生の主体的学修態度を促すためにアクティブ・ラーニングの教育手法を積極的に採用する。
芸術表現学科(準備中)※2026年4月開設予定(設置構想中)
総合政策学科
総合政策学部では、次の方針でカリキュラムを編成します。
カリキュラム編成の方針
CP1-1: 情報収集・分析能力を前提とした現代社会における課題発見・課題解決能力を養成するために、地域と連携した課題解決型(PBL型)学習を実施する科目を充実させたカリキュラムを展開する。
CP1-2: 学科専門科目では、知識の定着だけでなく、論理的思考力を養成するために基本科目及び展開科目の両方において、自分の頭で考え、順序だてて結論を導く練習となるような課題を課す授業科目を多く展開する。
CP1-3:自らの強みを発見し、それを基に早期のキャリア意識を形成できるように、1・2年次の必修である演習科目やキャリア関連科目を通して、自己理解が可能となる教育内容及び教育手法を採用する。
CP2-1:社会科学分野の基礎~発展的知識・技能を修得し、実社会でそれらを実践していけるように、社会とのつながりを重視した学修を可能とするカリキュラムを展開する。
CP2-2:社会科学分野の基礎~発展的知識・技能を修得し、それらを統合することで新たな視点で社会課題を発見し、広く社会一般に対して問題提起ができるなど、単なる知識・技能の修得にとどまらない幅広い学修を可能とするカリキュラムを展開する。
CP3:社会人として当然に求められる汎用的能力を育むために、教養科目及び学科専門科目を通じて、文章読解力、文章表現力、協調性・協働する力、基礎的ITスキル、プレゼンテーション力、異文化理解力・外国語能力等の汎用的能力の養成を意識した教育内容及び教育手法を採用する。
CP4:本学の建学の精神である「智と愛」の下、生涯を通じて学び続ける力を育成するために、学生の主体的学修態度を促すアクティブ・ラーニング等の教育手法を積極的に採用する。また、他者への共感力を持って行動できる高い人間性を育むために、グループワークでの学修やオフ・キャンパスでの学修を充実させ、他者と協働する機会を積極的に設ける。
教育内容
・1年次では、学科専門科目のうち基本科目基礎科目である「日本語リテラシーⅠ・Ⅱ」を必修とし、在学中の専門科目の学修は勿論のこと、卒業後も不可欠な能力である文章リテラシーを修得する。また、学科専門科目のうち「基礎演習Ⅰ・Ⅱ」、「総合政策学の基礎」に加えて、「法学の基礎」、「政治学の基礎」、「経済学の基礎」を必修とし、社会科学を学ぶ準備段階として基礎的な知識・技能を身につける。基礎的な専門科目を1年次より幅広く配置しており、教養科目の履修と併せて、初年次教育を中心としたカリキュラムを展開する。
また、教養科目を通じて基礎的な教養を修得するとともに、学科専門科目基本科目において「法律・政治フィールド」、「経済・経営フィールド」、「心理・メディア・コミュニケーションフィールド」、「地域社会・歴史フィールド」、「アート・スポーツフィールド」の5フィールドを置き、柔軟な履修を促すマルチフィールド制によって、総合政策学部の特徴といえる学科専門科目の学際的な学びを展開する。
併せて、「先進的キャリア形成科目群」において、公務員志望者には、公務員試験対策として、1年次より段階的体系的なカリキュラムを展開するほか、民間企業志望者や起業を志す者には、キャリア意識を醸成する科目を置き、早期からのキャリア教育を展開する。
・2年次では、引き続き基礎的な専門科目を多く配置している。1年次と同様に、教養科目や5フィールドによる学科専門科目を通じた幅広い学びを継続する。その一方で、将来の進路を意識した学習を方向づけるために、2年次から、「法律・政治フィールド」、「心理・メディア・コミュニケーションフィールド」を主分野とする「公共・社会貢献コース」(公務員・社会福祉・地域貢献)と、「経済・経営フィールド」、「心理・メディア・コミュニケーションフィールド」を主分野とする「現代ビジネスコース」(経済・経営・コミュニケーション)のいずれかのコースに所属し、専門性を意識した学びを探求する。
「ゼミナール」である「コース演習Ⅰ・Ⅱ」を必修とし、社会科学分野の基礎的な専門知識・技能の確認を行うとともに、双方向性のある授業手法を用いて専門知識の定着を図る。それだけにとどまらず、「コース演習」では、早期にキャリア意識を醸成できるように、課題解決型(PBL型)学習の手法を用いるなど、学生自身が自らと向き合う時間を設け、自らの強みを発見・自覚する契機となるような授業内容を実施し、3年次以降の学修の充実を図る。
また、公務員志望者には、公務員試験対策の科目に加えて、公務員・社会福祉・地域支援活動の観点から実践的に学ぶ「公共・社会貢献演習」を配置するともに、民間企業志望者や起業を志す者には、本学を特徴づける先進的な諸分野や就職実績の多い諸分野を中心として、業界研究を行う科目や実践的に学ぶ「現代ビジネス演習」などを配置する。
・3年次では、標準的または発展的な専門科目を幅広く配置する。
このうち、「ゼミナール」である「総合演習Ⅰ・Ⅱ」を必修科目とし、4年次の「卒業研究Ⅰ・Ⅱ」に向け専門的知識・技能を深めるとともに、応用力及び統合力の養成を行う。「ゼミナール」での各学問分野に応じた専門的な学びに加えて、学科専門科目の展開科目として、「法律・政治フィールド」、「経済・経営フィールド」、「心理・メディア・コミュニケーションフィールド」の3フィールドを置いて、「公共・社会貢献コース」と「現代ビジネスコース」に合わせた社会科学の専門的な知見・技法の修得を促す。
また、学生が卒業後に進みたい業種の企業や自治体等でのインターンシップを実施して、汎用的能力の実践や専門的知識・技能の実践を行う。他方、学内でのボランティア活動や、川越市またはその周辺市内でのボランティア活動を行うことで、オフ・キャンパスでの学修の経験により、共感力、規律性、自己研鑽力の養成を行う。具体的には、「先進的キャリア形成科目群」において、「公共・社会貢献コース」向けに「公共・社会貢献実習」、「現代ビジネスコース」向けに「現代ビジネス実習」を配置して、実践的な学びを得られる機会を確保する。さらに、課題解決型(PBL型)学習を行う科目を配置し、グループワークや学外の人との関わりから社会性を育むとともに、地域社会の課題を解決するためのスキルを実践的に修得する機会を提供する。
このほか、公務員志望者には、学科専門科目のうち展開科目「先進的キャリア形成科目群」を中心に公務員試験対策を行う。民間企業志望者や起業を志す者には、業界研究を行う科目や実践的に学ぶ「現代ビジネス演習」などを通じて、就職活動や起業に向けたキャリア形成への支援を強化する。
・4年次では、学科専門科目のうち基本・展開科目「ゼミナール」である「卒業研究Ⅰ・Ⅱ」を必修科目とし、社会科学分野の専門的知識・技能及び学科固有のDPを基に育んだ能力を総動員し、「卒業研究Ⅰ・Ⅱ」では自分だけの独創性のある研究論文を執筆するなど、4年間の学修の集大成としての成果をまとめる。併せて、社会科学分野の専門的知識・技能や学科固有の能力の達成度を確認しつつ、間近に迫った卒業を前に、社会人として求められる汎用的能力の実践を行い、実社会での専門的知識・技能を応用する力の養成に軸を置いた教育を行う。
教育方法
オン・キャンパスとオフ・キャンパスの両方を用いて充実した教育を実施する。オン・キャンパスでは、アクティブ・ラーニングを用いた講義科目や演習科目を行う。オフ・キャンパスでは、3年次の選択必修科目として、自治体及びさまざまな業種の企業へのインターンシップを実施する科目や学内外におけるボランティアを実施する科目を設定し、より実践的な教育を行う。以上により、学生の主体的学修態度を引き出し、自律的学修者の育成を行う。
スポーツマネジメント学科
スポーツマネジメント学部では、次の方針でカリキュラムを編成します。
カリキュラム編成の方針
CP1-1:自らの強みを発見し、それを基にキャリア意識を形成することができるように、各年次のゼミナールを通して自己理解が可能となる教育内容及び教育手法を採用する。
CP1-2:最後までやり抜く力を養成するために、各授業科目において自らの頭で考えさせる深い学びを可能とする課題等を課すとともに、リーダーシップや調整力を養成するために、グループワークによる一定の成果を出す教育手法を積極的に採用する。
CP1-3:現代社会における課題発見・課題解決能力を養成するために、課題解決型(PBL型)学習を実施する科目をカリキュラムの基軸に設定する。
CP2-1:スポーツマネジメント分野の基礎~発展的知識・技能を修得し、実社会でそれらを実践していけるように、社会とのつながりを重視した学修を可能とするカリキュラムを展開する。
CP2-2:スポーツマネジメント分野の基礎~発展的知識・技能を修得し、それらを統合することで新たな視点でスポーツを捉え、それを広く社会に対し発信できるなど、単なる知識・技能の修得にとどまらない幅広い学修を可能とするカリキュラムを展開する。
CP3:社会人として当然に求められる汎用的能力を育むために、教養科目及び学科専門科目を通じて、文章読解力、文章表現力、協調性・協働する力、基礎的IT スキル、プレゼンテーション能力、異文化理解力・外国語能力等の汎用的能力の養成を意識した教育内容及び教育手法を採用する。
CP4:本学の建学の精神である「智と愛」の下、生涯を通じて学び続ける力を育成するために、学生の主体的学修態度を促すアクティブラーニング等の教育手法を積極的に採用する。また、他者への共感力を持って行動できる高い人間性を育むために、グループワークでの学修やオフ・キャンパスでの学修を充実させ、他者と協働する機会を積極的に設ける。
教育内容
・基本的な教育体系として、1・2年次に「教養科目」、「基礎科目」と「学科専門科目」における基本科目を履修し、スポーツマネジメントに関わる基礎的及び標準的な知識・技能の土台作りとコミュニケーション能力などの基本的な人間力の育成を図る。3・4年次では、「学科専門科目」内の展開科目を履修することで、発展的及び応用的な知識・技能に加え、学生自身がスポーツに関わる課題を自らが見つけ、それらを解決する能力の育成を図る。また、仲間と協調し、その中でリーダーとなれるような、より精錬された人間性の育成を目指す。
・1年次では、専門科目のうち基礎科目である「文章表現法Ⅰ・Ⅱ」を必修とし、在学中の専門科目の学修は勿論のこと、卒業後も不可欠な能力である文章リテラシーを修得し、大学学修における基礎・基盤を構築することを目指す。学科基本科目である「スポーツマネジメント論」及び「現代スポーツ概論」を必修とし、スポーツマネジメント分野におけるビジネス・産業領域および健康・科学領域の両領域に関して基礎的知識を身につける。また、実技・実習科目である「スポーツ方法・体つくり運動」を必修とし、体づくりを学ぶとともに、トレーニングを通じた集団行動のための他者と協働する力を育み、自身の身体に対して理解を深め、生涯スポーツに向けた礎を築く。さらに、初年次教育として、「基礎演習」を必修に据え、教員間 及び学生間のつながりを通じて、コミュニケーション能力を高めるだけでなく、課題解決型(PBL型)学習の 実施によって、基本的な課題発見と解決能力の育成を目指す。
・2年次では、必修科目である「プレゼミ」において、スポーツマネジメント分野の基礎的な専門知識・技能の確認を行うとともに、専門知識を応用する力の育成や自らの強みを発見し、早期のキャリア意識を醸成する。なお、2年次においては、学科専門科目に必修科目は設置してないが、これは学生自身が、3・4年次に向け、自由な意思の下、自らの方向性を様々に探索できるようにするためである。
・3年次では、展開科目である「スポーツマネジメント実習Ⅰ・Ⅱ」を必修科目として設定し、インターンシップを実施することで、スポーツマネジメント分野の知識・技能の実践やオフ・キャンパスの学修を通じて、社会人として必要な汎用的技能の養成等を行う。また、必修科目である「総合演習Ⅰ・Ⅱ」では、4年次の「卒業研究」に向け専門的知識・技能を深めるとともに、応用力及び統合力の養成を行う。さらに、課題解決型(PBL 型)学習を行う必修科目を配置し、グループワークや学外の人との関わりから社会性を育むとともに、地域社会の課題を解決するためのスキルを実践的に修得する。
・4年次では、必修科目である「卒業研究Ⅰ・Ⅱ」において4年間の学修を集大成化とするとともに、実社会で求められる応用力や統合力を修得する。
教育方法
講義科目では、主に座学によって学修の基礎となる確かな理論・知識を身につけさせることを目指す。開かれた教育を志し、座学だけに偏ることなく、アクティブラーニングを積極的に取り入れ、実践力を磨いていく。講義科目を通して身につけた基礎的な理論・知識を実践するために、演習科目及び実習科目を通じて、より発展的・応用的な理論・知識の獲得と課題の発見・解決能力の育成を目指す。成績評価にはGPA 制度を活用し、学生自身が学習成果を確かめ、学習意欲の向上、計画的に科目履修ができるようにする。各科目における配当年次については、基礎から応用、発展へと段階的に学べる履修モデルの組み立てができるようにカリキュラムを編成し、講義と演習・実習の割合や組合せを考慮している。1年次から、課題解決型(PBL型)学習を「基礎演習」の中で実践し、オン・キャンパスだけでなく、オフ・キャンパスにおける学修を促進させ、より実践的な教育を行う。2年次では、学生は主体的に自分の将来の可能性を探り、他方で、教員は学生自身が将来の方向性を見失わないようにサポートを行う。3年次・4年次では、大学教育の集大成としてゼミナールでの卒業研究に取り組み、課題の発見・解決までを学生自身が一人でやり遂げられる実践力の定着を図る。なお、キャリア教育に関しては、入学年次より開始し、社会人としての常識や基礎的なマナーを身につけさせ、3年次の「スポーツマネジメント実習」によるインターンシップを通じて学生に実践の場を体験学習させる。このような入学年次からの一貫した支援体制を構築することで、卒業後の進路に関して、学生一人ひとりが早期のキャリア意識を形成できるように促していく。