Department of Music Business Development 音楽応用学科音楽メディアコース
音と理論の融合を目指す
音楽を科学的に考える学びを展開
先端と伝統を重視したカリキュラムを実施
音楽の基礎からハーモニーなどの理論に至るまで、アプリと機材を使用し、常に音で確認しながら学んでいきます。数字つき低音によるハーモニーの学習など、音楽の伝統も重視したカリキュラムが特長です。多様な実技レッスンや音楽制作ソフトを用いた実習など、音楽制作に必要なスキルを身につけられる科目も充実しています。
科目ピックアップ Pick Up
DAW 活用研究
DAWといわれる音楽制作ソフトを使用し、アレンジとオーケストレーションの実習を行います。音を出し、その効果を確かめながら学習を進めていきます。
音楽メディア演習
音楽制作未経験の学生を対象に、音楽制作に必要なスキルや理論を基礎の基礎から学ぶことができる科目です。音楽理論、DAWの使い方など、自分に不足している分野を選んで受講できます。
録音制作演習
録音の知識や機材の取り扱いについて学び、実際の楽器演奏や歌唱の録音を各自の音楽制作に取り入れることができるようになることを目指します。
カリキュラム
「専門科目」では講義科目に加え、演習や制作科目を履修することで、一般企業での仕事に不可欠な要素といえる「モノをつくる」プロセスを学びます。さらに、社会に出てから力強く生きていくための問題解決能力や自己実現力、コミュニケーション能力を「教養科目」で培い、的確なキャリア・デザイン能力や自己アピール能力を「キャリア関連科目」により開発していきます。
プロ仕様の設備で、経験豊富な講師から学ぶなかで、音楽制作に関する幅広いスキルを修得できます。
加えて、基礎科目をさらに充実させ、業界問わず不可欠なビジネス視点を養えます。
履修モデルケース
学科専門科目
1年次 | 2年次 | 3年次 | 4年次 | |
コンポーザーを目指す人 |
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メディア クリエーターを目指す人 |
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サウンド クリエーターを目指す人 |
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音楽系企業人を目指す人 |
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教養科目
- 現代社会の教養
- スポーツ
- 教養芸術
- 情報技術力
- キャリア
- 異文化理解力
キャリア関連科目
- ITパスポート演習
- 文書作成演習
- エンターテインメント職業論
取得を推奨する資格
- MIDI検定試験
- サウンドレコーディング技術認定試験
- Pro Tools技術認定試験
卒業後の進路
作曲や編曲はもちろん、サウンドエンジニアリングや音楽アプリの開発などクリエーターとして幅広い「音」の世界で実力を発揮
本コースでは、少人数制による密度の濃い教育を展開しながら、音楽メディアに関する専門知識を体系的に学んでいきます。さらに、新しい時代の音楽シーンに対応するため、音響や映像音楽にはじまり、オーディオの録音、編集、オーケストレーション、作曲などについて基礎から段階的に学びながら、音楽を幅広く捉えられるクリエーターを育成します。卒業後は、作・編曲家、ゲーム音楽クリエーター、音楽ソフト開発者、映像クリエーター、楽器メーカー、音楽スタジオエンジニア、ステージ音響・映像エンジニアなどの分野で活躍が期待されます。
目指せる仕事
- 作詞家・作曲家・編曲家
- 音楽プロデューサー
- DJ・トラックメーカー
- サウンドクリエーター
- ゲーム音楽クリエーター
- フリーランスミュージシャン
- マルチメディアクリエーター
- 動画配信者
- VJ・照明スタッフ
- 音楽イベントプランナー
- サウンドエンジニア
- サウンドプログラマー
- マニピュレーター
- 音響システム設計エンジニア
就職インフォメーション
伝統を重んじながら新たな時代と向き合い、幅広い視点から音楽を追究することで身についた実践的なスキルは、サウンドクリエーターや作曲家・編曲家を始め、音響・映像エンジニア、マニピュレーターなど、音にかかわる様々な仕事で発揮できます。映画のサウンドトラックの制作、ゲームの効果音の作成、音楽ソフトの開発など、音楽コンテンツをつくりだす多様な分野で人材が求められています。
Topics音楽メディアコースのニュース・活動
これからの時代と音楽と向き合うために最新の音楽制作環境を活用した学びの場を提供しています。
電子音楽の最前線「音楽メディア室」
音楽を様々な角度から学ぶ音楽メディアコースの学びの特長を活かすための環境を追及した「音楽メディア室」。音楽制作や電子楽器のレッスンだけでなく、映像技術や照明表現も学べる教室です。電子音楽の最前線を走るための拠点として、ライブエレクトロニクスやDJ・VJのパフォーマンスや撮影、配信スタジオとしても活用することができます。
ハイクオリティーな制作環境で、夢を現実に変える。プロレベルのレコーディングや音楽制作が可能なスタジオ
音質にこだわりぬいたディジタル設備、そしてプロスタジオレベルの防音・吸音設計によって、不要な残響やノイズを廃した、理想的な録音・モニタリング環境が整った「サラウンド演習室」。ハイエンド・スピーカーを15台以上設置し、最新の立体音響制作にも対応しています。歌や楽器、効果音などを録音した音楽制作はもちろん、プロユースのプラグインやハードウェアを駆使し、自分だけのサウンドデザインが可能な教室です。
あらゆるカルチャーを発信する。映像投影、照明表現、最先端の立体音響を組み合わせた「メディアアートスタジオ」
降り注ぎ、空間を埋め尽くす音。映像。光。多面投影可能なプロジェクションシステムと、音響と映像とのシンクロが可能な照明システム。そして最大24台のスピーカーによる立体音響システムが合わされば、思い描くあらゆるパフォーマンスが実現可能です。さらには4Kカメラや360度カメラ、配信用機器も備え、その空間を世界に向けて発信することができます。
ゲーム業界トップクラスの企業と現場を知る。業界トップ企業による「サウンド職セミナー」
ゲーム業界トップ企業から最前線の現場で活躍するクリエーターを招き、ゲーム業界への就職を目指すためのセミナーを実施しています。めまぐるしく日々進化していくゲームサウンドの現場で求められる能力や人材像などを、時の流れに遅れることなく学ぶことができます。こうした業界のニーズを体感できる取り組みにより、カプコンや任天堂、レベルファイブ、ハル研究所など多くのゲーム業界への就職実績を残しています。
音響コンテスト・音楽コンクールでの受賞に繋がった、他大学との音楽的な交流を深め“自分の現在地を知る”「ICSAF」
音楽メディアコースの学生が、バンダイナムコスタジオが主催する「サウンドMAチャレンジコンテスト!」で最優秀賞を受賞しました。さらに、音と音楽創作工房(ACSM116)主催の電子音響音楽コンサート「Contemporary Computer Music Concert 2022」での作品公募コンクールにおいても「FUTURA賞」を受賞。音楽メディアコースでは例年、「InterCollege Sonic Arts Festival(ICSAF)」に参加し、他の音楽大学との交流を深めながら、学外に向けた作品制作と発表の場を設けています。こうした日々の学びや経験をもとに、様々なコンテストやコンクールへの応募や参加を奨励し、参加費の補助や丹念な作品指導など多面的な支援をしています。