卒業生インタビュー
中学校教員
中内 律希さん
2023年 芸術情報学部 卒業
川越市立芳野中学校
Q.尚美学園大学へ入学した理由と授業で学んだこと
- 高校生
ピアノとエレクトーンを3歳から習い、音楽に慣れ親しんでいました。中学生のときに入部した音楽部で、顧問の先生の熱意ある指導に惹かれ、先生のような音楽教師になりたいと決意。その決意を知っていたピアノとエレクトーンを習っていた先生に尚美学園大学を薦められ、毎月レッスン&アドバイスに参加していました。
- 大学生
音楽の先生をめざしていたので、教職に特化して履修しました。伴奏法や合唱の指導法、支援が必要な生徒に対しての接し方など、現場で活かせる専門的なことを幅広く学びました。必修の川越市スクールインターンシップでは、1年次に中学校へ、3年次に小学校へ、週1回のペースで赴きました。大学入学後、早い段階から継続的に学校現場を体験できたので、スムーズに教育実習にも臨めました。
Q.業界を志したきっかけと就職活動
中学生のころからの夢を貫き通し、中学校の音楽教師になるために、授業にはいつも真剣に取り組んでいました。就職活動時はキャリアセンターや教職・資格課程センターの方をはじめ、指導をしていただいた先生方に大変お世話になりました。自分の家族など、身近に教員がいないこともあり、採用試験に向けてどこから取り掛かればいいのかわからず、手探りだったというのが正直なところです。自分で調べても、不安があるときは、中学のときの恩師にも相談にのってもらいました。たくさんの方に力を借りながらの就職活動でした。
音楽が好きな生徒はもちろん、音楽が苦手と感じる生徒にも楽しんでもらえるような授業を心がけています。
Q.現在の仕事内容とやりがい
クラス担任を持つ傍ら、学校唯一の音楽教師として全クラスの音楽の授業を受け持っています。クラスの生徒一人ひとりとコミュニケーションを取るために交換日記を用いるなど、工夫をしています。音楽の授業は、その日のクラスの様子を瞬時につかみ、雑談から始めてみたり、元気が良ければすぐ歌から入ってみたり、音楽の好き嫌い問わず楽しめる授業づくりを心がけています。自校の合唱祭に向けて一丸となって取り組んでいる生徒たちを見ていると、彼らの感受性を大事に育んでいきたいとつくづく思います。中学生は多感な時期です。普段から対話を大切にして、生徒たちにいい影響を与えられる教師でいたいと思っています。
※このページに掲載している情報は2024年取材時点でのものです