卒業生インタビュー
ホテルスタッフ
河野 史弥さん
2023年 総合政策学部 卒業
株式会社星野リゾート・マネジメント「界 ポロト」
Q.尚美学園大学へ入学した理由と授業で学んだこと
- 高校生
小学生の頃からサッカーを始め、高校へ進学した後も続けていました。高校で、先生方に技術の習得以前に人間性が大切であることを教えていただき、自分も将来、若い人たちを後押しできるような先生になりたいと思うようになりました。大学は、「教員免許が取れて、サッカー部のレベルが高いところ」を条件に検討し、オープンキャンパスにも参加して、最終的に尚美学園大学へ進学することを決めました。
- 大学生
3年次になり、ゼミ選択に悩んでいた時に1年次の担当教員だった先生が声をかけてくださり、先生が開講する観光ゼミに所属しました。3年次のゼミでは現在と昔の観光の比較を行いました。4年次には限定したエリアの観光地を掘り下げて研究することになりました。私はそのとき、地元である北海道を研究対象エリアに設定し、北海道のさまざまな観光地について調べました。
Q.業界を志したきっかけと就職活動
教育実習後、「社会を知らないまま教師になっても、広い視野で生徒たちを導けないのでは」と教師をめざす気持ちに変化が訪れました。広い視野を持つためには、社会に出て自分を成長させることが先決と思い立ち、大きく方向転換を決意しました。3年次の2月中に企業リサーチと自己分析を済ませ、3月から、質の高いサービスとコミュニケーションスキルが求められる企業を中心に30社ほどエントリー。現在所属している星野リゾートも第一志望群のひとつでした。星野リゾートのグループ選考の課題は難易度の高いものでしたが、最後まで食らいつき諦めずに考え抜けたのは、長年サッカーでトライアンドエラーを繰り返して身についた継続力と忍耐力のおかげだと思います。
界ポロトでは、オリジナルの魔除け作り体験を行っています。お客様の旅の思い出になるよう、心を込めて作り方をお伝えしています。
Q.現在の仕事内容とやりがい
北海道、ポロト湖畔にある星野リゾートの温泉宿「界 ポロト」で、調理、客室清掃、フロント、レストランサービスを担っています。マルチタスクを通して得られたさまざまな気づきをもとに、それぞれのお客様のニーズに沿って滞在の演出をしていく「サービスチーム」という働き方をしています。お客様の期待を超える上質なサービスを提供できるよう、言葉遣い、所作、品性などに常に意識し、緊張感をもって対応しています。毎日のようにお客様からおすすめスポットを教えてほしいと聞かれますが、そういうときは、観光ゼミの研究でインプットした北海道の観光地の知識をフル活用しています。
※このページに掲載している情報は2024年取材時点でのものです