卒業生インタビュー

ブライダル司会者

さまざまな経験を経て
自分を生かせる職業に
たどり着きました

谷地田 直子

2006年 総合政策学部 卒業

株式会社K・ピエスタ

Q.尚美学園大学へ入学した理由と授業で学んだこと

高校生

吹奏楽部の活動に全力を注いだ高校生活だったため、部活引退後は燃え尽き症候群に陥ってしまいました。ちょうどそのとき、愛知県で起こった集中豪雨による水害のニュースが目に飛び込んできて、いてもたってもいられなくなり、日本赤十字社に問い合わせ、災害ボランティアへ。現地で被災された方から感謝の言葉をいただき、この経験から再びやる気を取り戻しました。

大学生

総合政策学部の2期生として尚美学園大学に入学。政治・経済、心理学、コミュニケーション論など幅広く学びました。また、ボランティア活動、海外短期留学、資格取得の勉強など、大学時代はやりたいことに何でも挑戦しました。さまざまなことへの体験を通して、主体的に行動するバイタリティーが培われたと思います。

Q.業界を志したきっかけと就職活動

都心のオフィスワーカーに憧れ、大学卒業後は損害保険会社へ就職。結婚・出産を機に退職し、しばらくは子育てに奔走しました。あるとき病気が見つかり入院することに。幸い大事に至ることはありませんでしたが、このことをきっかけに「自分が楽しんでやれること」「自分が社会の役に立てる職業」について深く考えました。自分の喜びは、コミュニケーションを通して人の笑顔を見ることであると気づき、ブライダル関連の司会者なら、今までの自分の経験が役立つに違いないと思い、退院後に事務所へ入りました。まったくゼロからからのスタートだったため、2年間かけてみっちりレッスンを受け、ブライダル司会者としての基本を学びました。

学生時代は、学級委員長をしたり、クラス会や音楽会の司会をしたり。今思えば、その頃から人と話すのが好きだったのかもしれません。

Q.現在の仕事内容とやりがい

ブライダル司会者として、プランナーや式場スタッフと協力しながら、一つひとつの結婚式を作り上げています。当日の司会進行はもちろん、結婚式を挙げる新郎新婦と事前に綿密な打ち合わせを行い、希望や思いを込めた司会原稿を作成することも大切な仕事のひとつです。新郎新婦にとって最高の思い出となるように、挙式されるお二人と同じ熱量で、ゲストの方々をお迎えすることを心がけています。素敵な瞬間をベストな言葉で伝えるためには、日頃から詩集や映画を観て、四季折々の言葉や表現方法を磨くことも大切です。今後の目標は、英語でも対応できる国際的な司会者になること。大学時代に培ったコミュニケーション能力を生かしながら、その目標に向けて勉強を続けています。

高校生に伝えたい3つのメッセージ

1

自分自身に制限をかけないでほしい
最初から駄目だと決めつけないようにしてください。失敗してもやり直しは何度でもききます。いろいろなことに挑戦してほしいです。

2

興味があることはとことんやってみよう
好きなこと、興味があることに時間をかけられるのが学生の特権だと思います。「やりたいことリスト」を作ってみるとワクワクしますよ。

3

今の仲間を大切に
なんの気負いなく、素の自分が見せられる仲間は貴重な存在です。ホッとできる場所があることは社会人になっても大切だと思います。

※このページに掲載している情報は2021年取材時点でのものです