卒業生インタビュー

中学校教員

尚美学園大学は
やりたいことを思う存分できる
最高の環境でした

粉川 心さん

2019年芸術情報学部 卒業

柏市立酒井根中学校

Q.尚美学園大学へ入学した理由と授業で学んだこと

高校生

小学4年生から吹奏楽部でユーフォニアムを担当し、高校も吹奏楽部の強豪校へ。進路を意識し始めたとき、音楽の道へ進みたいと考えるようになりました。そんな時、吹奏楽部の顧問の先生が尚美学園大学の教授で著名なユーフォニアム奏者でもある後藤文夫先生を紹介してくださり、そのことが尚美学園大学へ進学するきっかけになりました。音楽だけでなく、多彩な学びがある環境も魅力に感じました。

大学生

入学当初から教員になることが頭にあったので、教職課程を履修しました。空き時間はユーフォニアムの個人練習に充てていました。教職課程と演奏技術を磨くことの両立は多忙ではありましたが、自分で受けたい科目を選び、空き時間の使い方も自分で決められる学生生活はとても充実していました。3年次からは教育実習を見据えて教職の授業がより本格化。教育実習を経験し、改めて教職への想いが強まりました。

Q.業界を志したきっかけと就職活動

教育実習を経験し、結果的に教職への想いは強まったのですが、ユーフォニアムのプレーヤーとしての道も捨てきれずにいたので、教育実習前に教員採用試験に申し込まないという決断をしていました。そのため、その年の試験には間に合わず、卒業後は母校である柏市立柏高等学校で非常勤講師として働くことになりました。音楽の授業と吹奏楽部の指導を受け持ちました。教員採用試験に向けた勉強も並行していましたが、授業の準備や部活動の指導があるため時間を確保することが難しく、4年目にしてようやく教員採用試験に合格。柏市の中学校に赴任することになりました。

幼少期から音楽に親しみ、学生時代はユーフォニアム一筋。卒業後は、コンクール常連校に赴任し、吹奏楽部の指導を行う傍ら、全校生徒を対象に音楽の授業も担当する。

Q.現在の仕事内容とやりがい

中学校と高校では生徒の特性が大きく異なるため、指導法も変える必要があり、最初は戸惑うことも多々ありました。赴任した酒井根中学校は、奇しくも吹奏楽部の強豪校で、コンクール出場の常連校です。近隣施設での演奏の機会も定期的にいただいていて、昨年は全日本吹奏楽コンクールで金賞を受賞することができました。教師としてのやりがいは、生徒たちの成長に立ち会えること。音楽は形のないものだからこそ、伝えたことが生徒たちに響き、表現となって返ってきたときはとてもうれしいです。これまで私が受け取ってきた音楽の楽しさを生徒たちに伝えていくことが、これまでお世話になった恩師への恩返しだと思っています。

※このページに掲載している情報は2025年取材時点のものです

※既存の3学科 音楽表現学科・音楽応用学科・舞台表現学科の学びは、2026年4月開設予定(設置届出中)の「芸術表現学科」に受け継がれます。