卒業生インタビュー

ホール照明スタッフ

自分の好きなことに
チャレンジし続けたから
今があります

平井 遥海

2022年 芸術情報学部 卒業

株式会社パシフィックアートセンター

Q.尚美学園大学へ入学した理由と授業で学んだこと

高校生

子どもの頃からミュージックビデオをよく観ていました。特に好きだったのが舞台裏を映すメイキング映像。作品を完成させるまでにさまざまな制作過程や仕事があることを知るきっかけに。そのなかで特に惹かれたのがステージに欠かせない照明の仕事でした。中学生のときは文化祭の演劇公演で照明を担当し、高校時代も演劇部で照明担当に。「これ!」と思ったら一直線に突っ走る性格。ですから、卒業後の進路も当然照明が学べる学校一択でした。

大学生

高校卒業後は専門学校への進学を検討していたのですが、親から「教養を身につけて、視野を広げるために大学も検討してみては」との助言。選択肢を広げ、大学も調べていたところ尚美学園大学を知り、受験しました。大学では、照明の専門的な知識や技術を実習等を通して習得。それ以外でも興味を持った科目は積極的に履修しました。特に心理学を学んだことは、自身のメンタルケアや人間関係を構築するうえで現在も役に立っています。

Q.業界を志したきっかけと就職活動

3年生の1月あたりからこまめにキャリアセンターと連絡を取り、担当の方に現状を聞いてもらったり、励ましていただいたりしながらの就職活動でした。照明担当の募集がある会社に片っ端から書類を送り、Webサイトに求人の記載がない会社にはメールで問い合わせをしました。
このような私の状況をキャリアセンターの方が知っていてくれたので、あるとき「パシフィックアートセンターの採用募集が出た」と声をかけてもらいました。迷わず採用試験を受け、内定をいただきました。大手からの内定でしたので、ゼミの先生も驚きながらも大変喜んでくれました。電話やメールで親身になって相談にのってくださったキャリアセンターの方の存在はとても心強かったです。

ホールでの発表会やイベントで照明を担当。有名アーティストのコンサートなど大規模な催しは、外部の専門スタッフと連携しながらステージを作り上げていく。

Q.現在の仕事内容とやりがい

埼玉県にある「川口総合文化センター・リリア」でホールの管理・運営をし、ピアノやダンスの発表会やイベントで照明を担当しています。有名アーティストのコンサートなど大規模な催しは、外部の専門スタッフとも連携しながらステージを作り上げます。大学では照明だけ担当していればよかったのですが、現場ではさまざまなところに目を向けなければならず、そうはいきません。力不足でもどかしく感じることもあり、知識や技術を吸収するために先輩スタッフの仕事を見ながら日々学んでいます。これからもっとスキルを磨いて、大規模なコンサートの照明も任せてもらえるような頼れる照明スタッフになりたいです。

高校生に伝えたい3つのメッセージ

1

自分の気持ちに従い「今」やりたいことをやろう
今やりたいことは今やろう。環境が変わるとできないこともあるから。

2

最終的な決断は自分でしよう
後悔しないように、最終結論は自分で出そう。

3

心の拠り所を持っておこう
落ち着ける場所を持つと、心の安定につながります。

※このページに掲載している情報は2022年取材時点のものです