在学生インタビュー

基礎からオペラと演技に向き合いたい
私の決意を形にしてくれたのは
尚美学園大学でした

interview

Department of Performing Arts舞台表現学科

山本 宇宙美さん 3年 埼玉県 クラーク記念国際高等学校 出身

学年・内容は2025年11月取材時点のものです

高校時代
高校2年生の時に、知り合いに紹介されて、ミュージカルなどをメインに公演する市民劇団に所属しました。その稽古や公演に打ち込んだ高校時代でした。
社会人時代
劇団でよく教えに来てくださっていた振付師の方から声をかけられたことをきっかけに、劇団に所属する傍ら、付き人として振り付けのレッスンの助手などをしていました。
1年次
オペレッタへの出演をきっかけに、オペラやオペレッタの勉強をしたいと考え、大学入学を決意しました。大学の授業では基礎から学ぶことができ、自分の歌としっかり向き合うことができました。
2年次
授業の内容も濃くなり、基礎からさらにレベルが上がり、表現を模索するようになりました。また、受けられる授業も増え、さまざまな授業を受ける中で、どんどん視野が広がっていくのを実感しました。
3年次
楽譜に込められた表現を拾い上げ、舞台で自分が歌う時にはどう表現するか、というイメージを持ちながら歌うようになりました。大学の学びを通して、自分が着実にステップアップしていることを実感しています。

社会人から大学入学を決意したきっかけ

私は高校2年生の時からミュージカルをメインに活動する劇団に所属し、高校卒業後もその劇団で公演を行ったりオーディションを受けたりする傍ら、振付師の先生や演出家の先生など、複数の先生の付き人もしていました。そんな時に、ある演出家の先生に1ヶ月後に公演があるオペレッタに出てほしいとオファーをいただきました。それまでオペラやオペレッタの経験はなく、ためらう気持ちもありましたが、何事も挑戦だと考え出演を決めました。オファーをくださった演出家の先生から1ヶ月しっかり歌のレッスンを受けて本番に臨みましたが、周囲は音大などを出てオペラやオペレッタで活躍するプロばかりの中、自分が今までいかに優しい環境にいたかを気づかされました。これまでミュージカルに出演していても声楽を体系的に学んだことはなかったため、きちんと声楽を学び、もっと広い世界に挑戦してみたいと考え、大学で学び直すことを決意しました。

尚美学園大学の良いところ

社会人の時にオペレッタに誘ってくださった演出家の先生が卒業生だったことで、尚美学園大学を勧めていただきました。オープンキャンパスで大学の雰囲気がとてもよく、カリキュラムも自分が学びたいものばかりだったことから尚美学園大学への入学を決めました。授業では先生方がとても親身に教えてくださり、わからなかったところやつまずいてしまったところは、先生も一緒に立ち止まり丁寧に教えてくださるのが印象的です。学生に歩調を合わせて一緒に段階を踏んでくださるのが尚美学園大学の良いところだと思います。だからこそ、着実に成長していることを実感できます。大学で基礎から学び、私が一番成長を感じるのは舞台に立った時です。演技の幅や引き出しが増えたことで肩の力が抜け、役を自然な形で落とし込めるようになりました。

進路に悩む高校生へ

何事も挑戦しようと思った時に挑戦することが大事です。あれこれ悩むばかりでは、前に進めません。挑戦してみてうまくいかなかったり、しっくりこなかったとしても、挑戦しなければ自分に合わなかったということを知ることもできません。また、その挑戦が自分にとって大きな経験になったり、別の興味につながることもあります。まずは行動してみることで、どんどん視野が広がり、自分のやりたいことや目標も見えてくるはずです。「挑戦したい」と思った自分の気持ちや意思を大切にしてほしいなと思います。

私のおすすめ授業

歌唱表現

歌の基礎を学ぶ授業ですが、先生方が学生一人ひとりをしっかり見てくださるという安心感があります。私はこの授業で声楽の基礎でもある『イタリア古典歌曲集』を学びました。イタリア語がわからなければ、まずはイタリア語の練習をしてくださったりと、学生の様子を見ながら先生が丁寧に教えてくださるので、しっかりと基礎を身につけることができます。

歌唱表現

※舞台表現学科の学びは、2026年4月開設の「芸術表現学科」に受け継がれます。

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