5月10日
尚美の2チーム、善戦!
しかし明暗ーVリーグ前半戦―

読売ジャイアンツ杯争奪の関東女子硬式野球、春のリーグ戦(ヴィーナス・リーグ)が、4月10日にオープン。参加17チームが2つのグループ(尚美グランドと埼玉栄グランド、さらに庄和球場)に分かれて総当り(さらに今年よりユースリーグが生まれ7チーム参加)。その後、決勝トーナメントになり、6月19日まで続く。
 尚美は、西捕手を始め日本を代表する選手が5名も卒業をし、創部以来の大幅なチーム再編となった。1年から4年まで混在した、新チーム「尚美学園大学」、「尚美クロス」とに分かれて参戦している。
 昨年春の、関東リーグでは尚美2チームでの決勝戦という最高の成績をあげたが、今年は、未知数の新チームで、ゼロからの出発である。
「尚美大学」チームは、初戦以来、これまでのところ確実に勝利を重ねているが、1,2年生が多く、チームとして未熟な「クロス」は苦戦を強いられている。しかし、先日は強豪「平成国際大学」との一戦で前半の大差を追いつくなど善戦し、チーム力をつけてきた。以下、前半戦の成績を紹介する。

「尚美クロス」は、開幕初戦の4月10日、高校クラブチーム「オレンジ」と対戦。1対4でまさかの敗退。5安打、7三振、連携プレーもうまくいかず、未熟さを露呈して敗れた。
「尚美大学」は、4月11日、クラブチーム「新波」と対戦。3対2で勝利した。「新波」は主力がプロ野球に参加したため、戦力ダウンと思われたが、善戦。「尚美」は最終回に同点とされる。しかしその裏、磯崎に代わって2番手投手に入った里が2ベースを放ち、サヨナラ勝ちを収めた。
4月18日は、「尚美大学」は「駒女NIL」と対戦。8対0で、6回コールド勝ちを収めた。萱野が完封したが、相手のエラーやミスに救われた。相手投手に、尚美史上初の4者連続三振という記録を許してしまった。
5月1日は「クロス」が高校の強豪「埼玉栄」と対戦。5回新井のヒットで1点先取したが、6回表に四死球をヒットで返され、1対2で逆転負けをした。
続いて「尚美大学」が高校クラブチームの「ビーバーズ」と対戦。実力の差があり、11対0でコールド勝ち。1年生の磯崎が好投。全員安打の15安打の猛攻だった。
5月3日、「クロス」は高校の強豪「駒沢女子高」と対戦。6対1で勝利。岸本が1点で押さえ、打って、ようやく初勝利をかざった。1回、岸本、田中、今野のヒットで3点、5回は新井の2ベースを岸本が返すなど2点で、相手を突き放した。10安打と良く打った。
同日、「尚美大学」はクラブチームの強豪で尚美の前の日本一であった「サムライ」と対戦。2対0で勝利。里が完封した。大山、萱野らの打棒で勝った。
9日、「クロス」は、大学のライバルである「平成国際大学」と対戦。前半6対1と大差をつけられたが、中盤盛り返し、5回裏には6対6の同点から勝ち越しのチャンスまであったが、7回表に2点取られ、結局、6対8で落とした。2時間半にわたる熱戦であった。岸本、今野が継投し、11安打を撃ったが、小さなエラーやミスと、肝心なところで1本出ず、勝利を逃がした。

今後の日程は、15日(土)12時「クロス」対「ウエルネス」、14時「尚美大学」対「花咲徳栄」が、それぞれ尚美グランドで行われる。
翌16日(日)は、10時、埼玉栄グランドで、「クロス」対「BB」、14時から、尚美グランドで「尚美大学」対「ハマンジ」が、それぞれ対戦する。
6月19日の決勝戦へむけて、ヴィーナス・リーグもいよいよ後半戦。
皆様の、応援さらに、よろしくお願いいたします。

尚美学園大学女子硬式野球部





Copyright(c) SHOBI UNIVERSITY, JAPA  HP http://www.shobi-u.ac.jp/ All rights reserved. webmaster@shobi-u.ac.jp