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尚美総合芸術センター設立

センター長挨拶

これからは、それぞれの個性が自由に表現できる時代。

これからは、それぞれの個性が自由に表現できる時代。 すばらしい時代が来ました。枠にとらわれずに 個々の発想で自由に音楽や映像を創造すること ができ、その作品をだれでも世に問うことができ る。このあたりまえのようなことが、今までは 現在のような便利なパソコンや周辺機器が なかったため、なかなか実現しにくい時代でした。 また音楽の傾向も、とくに戦後しばらくは、どこの 音楽大学もドイツ指向の音楽理論一辺倒で、 それによらない日本古来の音楽や民謡などは、 まったく評価されない時代もありました。 しかし、音楽に「これが基準だ」というものはない はずで、それを観賞する側には、なおのこと 決まった価値観はないはずです。が、そういった 多様とも思える一般リスナーでありながら、やはり 多くの人々が感動してくれる創作物には、 何がしかの法則は存在すると思われます。 これは音楽理論の中だけには存在し得ない なにかで、これこそが、これからの大きな研究 課題であるでしょう。   

 現在当センターで推進している「産学協同」は 功績ある企業が長年経験してきた、社会との 兼ね合いも含めた諸々を大学側は学び、大学は 学生や研究生たちの若い斬新な発想を企業側に 提供し、そこで発生した金員により、更に次の プロジェクトへの展開へと発展させて行くことを 理想としています。

  ただし、当センターに参加を希望する者は、 自分の可能性を信じ、新しい大胆な試みに取り 組もうとする野心がなくてはなりません。その野心 はあくまで「己」でよいのです。「己」が何をしたい かをはっきりさせなくてはなりません。 「己」を信じ、クリエーティブな仕事を志すものは 一生が青春です。

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