約半世紀を超えて、”産学協同”で甦った「交響詩ジャングル大帝」
イラスト:(C)手塚プロ2009年は手塚治虫氏・生誕80周年という記念すべき年であり、メディア各方面で様々な企画が持ち上がっています。手塚治虫氏の代表作の一つでもあるアニメ「ジャングル大帝」は、音楽(作曲:冨田勲氏)も高い評価を得ており、1966 年当時の日本コロムビア(現・コロムビアミュージックエンタテインメント)は、小学校の鑑賞教材にも使えるレコードという発想で『子どものための交響詩 ジャングル大帝』を制作し、第21回芸術祭奨励賞を受賞しています。
イラスト:(C)手塚プロ本作品は学校法人尚美学園が実践教育・研究の一環として取り組んだ「産学協同プロジェクト」として制作が始まりました。1966 年当時の「子どものための交響詩ジャングル大帝」が持つアルバムコンセプトを活かし、2009年版として新たな編曲に加え、新録音、教材としての充実も図り、5.1chサラウンドによる新しい表現を織り込んだ「新作」として生まれ変わっています。
作品について
イラスト:(C)手塚プロ
交響詩ジャングル大帝《2009年改訂版》は、クラシック音楽やオーケストラの楽器を学習する一助として構成されていることにも大きな特徴があります。物語は壮大なジャングルを舞台に描かれる第1部と、レオの冒険を描いた第2部で大きく構成され、ブックレットに付属する音楽解説と共に35個の譜例と連動する音源が音楽の魅力に迫ります。さらに手塚治虫氏がこの作品の為に描かれた16枚の絵がジャングル大帝の世界に誘ってくれます。2009年版では5.1chサラウンドでの新たな表現も加わり、子どもから大人まで楽しみながらオーケストラの楽器を身近に感じ、学べる作品となります。
尚美学園大学の"産学協同モデル"を目指して

交響詩ジャングル大帝《2009年改訂版》の全ての制作プロセスは、音楽表現や情報表現を追求する方々にとって実社会に即した実践教材、研究テーマとなることが期待されています。これらは尚美総合芸術センターの研究員のもとで、尚美学園大学・大学院での実践指導の場としても活用し、大学は実社会の変化に柔軟な対応ができる人材輩出を目的としています。本作品では「尚美学園大学 新音楽集団・匠」による合唱を尚美学園大学の録音スタジオで芸術情報学部情報表現学科音響フィールドの学生の手によって行なわれました。また、横浜での効果音録音は尚美学園大学院の院生によって行ない、5.1chサラウンドのミックスダウン作業は院生のほか、尚美総合芸術センターの研究員で行なっています。
詳しくはプロダクションノートのレポートをご覧ください。




