尚美学園大学　女子サッカー部

今シーズンの集大成と言えるインカレ（全日本大学女子
サッカー選手権大会）の初戦でした。
今年のチームは「革命」というテーマを掲げ、インカレ優勝を
目標として1年間取り組んできました。
インカレの予選である関東大学女子サッカーリーグでは、
過去最高の5位でインカレ出場を決めて、今年こそ
国立へという想いでこの初戦に臨みました。

この日は雨が降り、ピッチもぬかるんでいて決して良いとは
言えない状態でした。私達の初戦は1回戦がシードとなって
いた為、2回戦からとなり、1回戦を勝ちあがってきた対戦相手は
なでしこチャレンジリーグにも所属している静岡産業大学でした。
前線からのプレスが強く、とても勢いのあるチームでした。
また、最終ラインからロングボールを蹴り込み、相手のDFラインの
裏のスペースを狙ってくるという特徴がありました。
前半の最初から高い位置でプレーをしようと試合に入りましたが、
相手のスピードや勢いに押され、自陣でプレーすることが
多くなっていました。相手のペースに飲まれたまま3失点して
しまい、前半を終えました。ハーフタイムで気持ちを入れ替えた
後半からは、前半に比べて何度もチャンスが生まれました。
相手陣でプレーする時間が多くなり、チーム全員が諦めない
気持ちで2点を取り返しました。しかし、火が付くのが遅く結果は
2-5で負けてしまいました。インカレに対して強い気持ちを
持っていただけに、とても悔しい結果となりました。

インカレで4年間のサッカー部としての活動を終える4年生も
いる中、このインカレはとてもあっけなく終わってしまった気がします。
しかし、試合が終わるまでピッチに立つ選手で諦めていた人は
1人もいなかったし、ベンチ・応援団も試合終了の笛が鳴るまで
選手達に声をかけ続けていました。また、普段はリーグ戦での
戦いが多く、改めてトーナメントでの戦い方の難しさや厳しさを
実感した試合となりました。これからは、1月末にある関東リーグの
入替戦に向けてのトレーニングとなります。4年生とサッカーが
出来るのは本当にこれが最後であり、4年生も後輩達に
何か残せるよう、チーム一丸となって関東リーグ残留を
決めたいです。