1月18日
関東リーグ入替え戦
尚美学園大学(入替え戦トーナメント優勝)vs 東京女子体育大学(関東リーグ8位)

 
いよいよ入替え戦となりました。今シーズンの当初、チームとしての経験値を上げることを目標にしていたので、4月からはじまった埼玉県リーグを優勝し、入替え戦代表決定トーナメントの上位2チームに残ってこの入替え戦の舞台に立つことが大きな目標であった為、ここまで来れた事に対して部員全員に感謝しなければと思いました。そんな意味からも今日を迎えられた事には、とても感慨深いものがありました。

対戦相手の東京女子体育大学は、全国大学女子サッカーをリードしてきた強豪チームであり、尚美の創部以来、年に1度のペースで練習試合をさせてもらっており、今シーズンは8月に大学女子連盟主催で行われた全国大学女子サッカー筑波フェスティバルの準決勝で対戦しています。部員数がとても多い中、自主性を重んじて楽しくサッカーを行い、上手さや速さを備えた選手たちを中心に戦ってくる好チームだという印象がありました。しかも4年生が引退試合ということでかなり気合が入っているということも分かっていました。 

対する尚美は緊張感を持っている選手もいれば、昨日までのトーナメントでの優勝の雰囲気を引きずっているかのような言動や行動が少し気になりました。そんな中ウォーミングアップも終わり、全員で円陣を組んで試合に臨みました。

この日の試合展開は、入替え決定トーナメントの準決勝・決勝と全く逆となりました。開始早々から相手はものすごい勢いでプレッシャーをかけ、ボールを奪ってからの仕掛けを速く徹底してきた為に、尚美は受け身となってしまい、いきなり相手にペースを握られてしまいました。そして訪れた開始3分。相手コーナーキックからのヘディングシュートが決まって早々と先制点を奪われる苦しい展開となりました。途中尚美のリズムになり決定的なシーンが訪れるも決めきれず、前半ロスタイムには相手に追加点を取られてしまい、0-2で折り返す苦しい展開となりました。

後半は負けている以上こちらから仕掛けていくしかなかったが、リードして気をよくしている相手は後半も、尚美のストロングポイントを徹底的に抑えに来てリズムを作らせません。前半同様チャンスは作るものの得点を決めきれず、2点という差が両チームの精神的な部分に微妙な影響を与え、後半も中盤にさしかかった頃、さらに追加点を入れられ0-3と敗戦。今シーズン最後の試合が終了しました。

終了直後には4年生と思われる相手チームの選手が、伝統を守ったという安堵の表情を浮かべる者や、出し尽くしたという実感からか涙を流す選手たちを見て、最後の最後まで集中していたと同時にボールに対しての執着心を感じました。尚美には、まだ先があるというちょっとした心の隙間や危機感という気持ちの差がチーム全体として大きな開きがあったのだと痛感しました。現に終了後、悔しさをあらわにして泣いていた尚美の選手があまり見られなかったことを非常に残念に思い、悔しかったです。

相手チームへの敬意からなのか、尚美の近くでは大喜びせずチーム全体で喜びを分かち合った後、荷物をまとめて早々と会場を去って行きました。

自分が感じたことが本当なら、試合以外でも完敗だと思いました。まだまだ足らないことがたくさんある・・・。それを感じさせてくれた一戦でした。新シーズンに向けてじっくり考えていきたいと思います。 
(H・N)




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