9月8日(月)
関カレに向けて感じること・・・

 
昨日、第22回関東大学女子サッカーリーグ(関カレ)の開会式があり、大学女子サッカーのシーズン本番がいよいよ始まった。

2006年に創部したものの部員がたった1名からのスタートで、本格的にチーム結成したのが2007年の昨年、大学連盟に加盟し初めて挑んだこの大会は準優勝したものの2部への昇格は果たせなかった・・・。

部員全員の共通の夢はインカレ(全国大学女子サッカー選手権大会)にでること。現在、本学女子サッカー部の最高学年は2年生。インカレ出場の為には最短であと2年かかる計算になる。というのは、インカレに出場する為の条件として関カレ1部の上位5位までが自動的に出場できる仕組みになっているからで、現在尚美は3部。今年・来年とそれぞれ3部・2部で優勝して4年生になった時初めて1部で試合を行うチャンスができるからである。

1部まで最低3年かかる現状のルールはともかく、夢をかなえる為には毎年昇格が絶対条件である以上、本学にとってはいきなりの正念場。それを26名の部員はよく分かっており、スタッフから見ても妥協することなくよく頑張っている。

そんな中チーム強化の為、昨年と同様高校や大学のチーム、クラブやなでしこリーグのチームとも試合をやらせていただいて感じることがある。憧れや目標とされるチームとは・・・?ということをいつも考えさせられる。つい先日も中国地方へ遠征に行ったときのこと。

会場も初めて行く所であった為早めに現地に到着したが連絡がとれず、ようやく場所を探して対戦相手のスタッフへ挨拶に出向いたがゴールなどの用具も用意されておらず、アップをする時間もない中、流れ的につまずいた。当日は陽射しがとても強かったが、ベンチやテントも用意されず、更衣室などもこちらから聞いてようやく用意してもらったということがあった。試合終了後にはスタッフの方々は早々と会場を離れた為まともに挨拶もできず、終わった後何とも言えない空虚感になったことがあった。

今回のオリンピックではなでしこジャパンが史上最高位の4位入賞を果たし、今、女子サッカーは注目を集めていると感じる。露出が増えれば色々な部分が見えてくるので、そんな中での今回の経験は自分のチームにおきかえた時には、相手に対してとても大きなことだと感じた。

また先日のこと。公私を通じてとても尊敬している高校の指導者の先生がいる。対戦機会があり試合を通じてアドバイスをいただいた。ラフプレーと勝負事のかけ引きをはき違えないこと、高校生相手に色々な意味でフェアーに行うということ。それを直ぐに選手たちに正すこと・・・。いつも気にかけていただき、あえて厳しい言葉をいただいた。考え方によってはそんな嫌な役回りをしなくていいところをあえて叱咤いただけることに感謝と、もっと頑張らなければという気持ちになった。

サッカーの技術だけ高くても、高校生からみれば目標とされない・・・。サッカー以外の部分で選手一人ひとりの人間力を上げていかなければならないが、選手やチームは監督やスタッフの人間力が鏡のように反映されると思っている。そういう意味ではまだまだ自分自身が未熟すぎる。色々な人たちとの出会いがあり、その都度助けられ恩を受けて今の自分がある・・・。感謝の気持ちを常に忘れず、恩を与えた事より恩を受けた事をいつまでも忘れない人であり続けたい。これも前述した先生の言葉である。今日もグラウンドで真剣に取り組んでいる選手たちを見て、日々勉強させられている。このメンバーたちと共に夢を追いかけていきたいと思う。(H・N)




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