尚美学園大学　女子サッカー部

今年本学サッカー部が唯一、全国につながる大きな大会としてこの選手権に参加した。県内でも本学女子サッカー部は大変注目を集めており、試合のないチームの関係者も視察に訪れ、会場に来ている他チームからの視線も感じながらの試合となった。対戦相手は大東文化大学。試合開始早々から組織的な守備を展開し、高いDFラインからハイプレッシャーをかけ、尚美にボールを持たせない作戦。一方尚美もスペースがない中でのダイレクトプレーを展開し、決定的なチャンスが何本か訪れたが大東大DF陣の体を張った決死の守りでゴールがわれず・・・。こう着状態が続く。

しかし前半の途中に、相手DF陣の裏のスペースへ出たボールを鈴木さがタイミング良く飛び出しGKと1対1．これを滑り込みながらの先制点をあげる。ここからチームの緊張感がとれはじめ前半終了間際に、弘中の目の覚めるようなミドルシュートが決まって２－０で折り返す。ハーフタイムでは相手に合わせるのではなく、相手を崩す為に必要な事は何かを考えるようにと指示がでてピッチへ。

後半は、相手の運動量が落ちたこともあり、プレッシャーが薄くなりボールを持てるスペースができたため、本来の尚美のパスサッカーが展開され試合を支配。コーナーキックからの矢島のヘディングなども決まり終わってみれば４－０と快勝！来週は準決勝で昨年の優勝チームである上福岡女子サッカークラブと対戦する。

この大会で決勝まで勝ち残れば、高校の上位2チーム（埼玉平成高校・埼玉栄高校）と争う埼玉県代表決定戦に進出。（7月8日・15日）※代表決定戦決勝の会場は埼玉スタジアムメイン。同決定戦の勝者が全日本女子選手権関東地区予選（10月：千葉）への出場権を獲得する。反省と課題が残ったものの、次に向けて取り組んでいきたい。（Ｈ．Ｎ）