11月6日(火)
本学女子サッカー部員の国体情報と結果

 
今年度、本学女子サッカー部から2名の国体選手が誕生しました。その情報と結果をインタビュー形式でお伝えします・・・。(インタビュアー:ヤジ)

まずは、出場したメンバーを紹介します。河合春菜(富山国体成年女子)と美馬智子(徳島国体成年女子)の2名です。河合春菜(以下ハルナ)は富山の中心選手として、美馬智子(以下美馬コーチ⇒美馬C)は徳島の監督兼選手としてともに活躍し、2名ともチームになくてはならない存在として最後まで牽引しました。

ヤ ジ: 「まずは、それぞれチーム成績を教えて下さい。」
ハルナ: 「北信越予選1回戦敗退です。」⇒ブロック大会8月下旬に実施。
美馬C: 「四国予選大会 優勝⇒ブロック大会8月中中旬に実施。・本大会出場(ベスト16)⇒秋田国体9月下旬に実施。
本大会では、初戦の埼玉県選抜に0-10で敗れました。1試合を通して力の差を見せつけられた結果となってしまいましたが、私たちは守りに徹するよりも1点を取りに行く気持ちで試合終了まで諦めずに戦いきることができたので、悔しさ以上に満足しています。」

ヤ ジ: 「チームの印象はどうでしたか。」
ハルナ: 「高校生中心の若いチームで明るくてとても元気な子ばかりのチームでした。」
美馬C: 「まずチーム構成から言うと、徳島県選抜はメンバー全員のうち社会人は私を含めて3人しかおらず、ほとんどが学生(中学3年~大学4年)というとても若いチームでした。
徳島県は県内の女子サッカーはまだまだ発展途上であり、サッカーを続けていく選手は県内には残らず、大学進学ではもちろん、高校から他県の強豪校に進学していくのが一つの道筋となっています。そのため今回の選抜でも半数は『ふるさと』として県外から戻ってきた選手でした。そんなチームの印象を簡潔に言うと『おもしろい』、『仲が良い』、『楽しい』、『真剣』。オフの時間(移動中や宿舎内)もアップ中もとにかく楽しい。年齢や学年に関係なく親しくて、ここって時に盛り上げるムードメーカーがいる・・・。そしてゲームに入るとサッカーに真剣でそれぞれ県内または高校や大学で、各地に渡った先で得てきた経験・実力を出しあう・・・。オンとオフを切り替えるメリハリを持っていますが、基本的にはいつでも楽しむことを忘れないチームだったと思います。」

ヤ ジ: 「それぞれ参加して、何を感じましたか。」
ハルナ: 「自分のチーム(富山県国体選抜)と相手(長野県選抜)の大原学園JASRA(Lリーグ1部のチームで長野県選抜=大原学園JASRA)の選手たちとの意識の差をすごく感じました。」
美馬C: 「第一にコミュニケーションと信頼関係の大切さです。
選抜チームでは特に、普段から一緒にプレーしていない者同士が集まりチームメイトとなってプレーします。その中でコミュニケーションは一番欠かせなくて、それはプレーの意図を伝えるなどといった細かいことだけでなく、自分を知ってもらい相手を知るという根本的な部分からのものです。コミュニケーションを取ることでお互いを分かり合ってくると、相手に対して優しくなり不信感や遠慮がなくなっていく。それが信頼感にもつながります。
仲間を信じて、最後までやり切ることが出来たからこそ楽しめたし、結果にも納得して終えられたと思います。
本大会では、優勝候補とも言われていた埼玉県と戦ったわけですが、埼玉県選抜メンバーはすべてLリーガー。実力も経験も違いすぎる相手でした。
速攻と遅攻を使い分け、オフェンスのエリアでは常にゴールを意識しシュートを狙う、要所要所でみせるフィジカルの強さ、オフ・ザ・ボールの動きやパスの受け方などいろいろな面で凄さを見せられ、またそれらの技術をプレーの中で自然に発揮しているところにワンランク上を感じさせられました。
それでも、決定機にシュートが際どく枠を外れたり、バーに当たったりと決めきれないシーンもたくさんありました。他のゲームを見ていても、ここで決めれば流れが変わるというシーンで決めきれないことがあったように思います。
決定力を高めるというのは、尚美でも常に反省・課題にあがるものの一つです。決定率100%はありえないことですが、少しでも近づくよう練習を重ねて得点のイメージをもち、プレッシャーの中でも力が発揮できるように選手に伝えていきたいと思います。」

ヤ ジ: 「尚美のチームに活かせることはありましたか。」
ハルナ: 「DFだったので、後ろから見ていてこんな時にここにパスをもらいに来てほしいなとか、もっとこう動けばいいのにと感じたことを、これからの尚美のMFで活かせると思います。」
美馬C: 「尚美では指導する側の立場にありながら、今回、選手として国体に出させていただきました。本国体の出場は私自身も初めてで、また新しい経験を積むことができました。私の選手としての経験はすべてこれからの指導に活かしていきたいし、またそうでなければいけないと思っています。
まだまだ言葉だけでは伝えきれないことがたくさんある中で、部員と一緒にプレーしながら伝えていきたいです。選手としての経験を活かしながら、監督から学び、部員から学び、指導者として成長していきたいと思っています。」

ヤ ジ: 「最後に一言。」
ハルナ: 「プロの選手と試合をして、自分はまだまだ甘いなと感じました。これからもっともっと練習を頑張り、来年また召集されたら、自分自身もそうですがチームとしても今年以上のパフォーマンスができたらいいと思います。」
美馬C: 「今回、選手として国体に参加したことであらためてサッカーの楽しさを感じ、またサッカーに関わっている喜びを再認識することができました。ここで感じたことや経験として残ったものは、尚美に持ち帰り今後の自分の指導の糧として活かしていきたいと思います。
こうして国体に参加できたのも、大学職員のみなさまや監督・部員のご理解があったからだと思います。このような大きな舞台を経験する機会を与えて下さったことに感謝いたします。またたくさんの応援をいただきありがとうございました。
(特に、キャリアセンターK泉さん。遠い秋田までわざわざ足を運んでいただき本当にありがとうございました。会場で会った時は大感激でした。写真もたくさんありがとうございました☆)

ヤ ジ:「ありがとうございました。」

部員一同、2名の活躍は大変刺激になりました。来年度はさらに1名でも多くの国体選手がでるようトレーニングを頑張ります。以上本学女子サッカー部員の国体情報と結果をお伝えしました。(ヤジ)







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