この第29回関東女子サッカー選手権大会は、7月に埼玉スタジアムメインで埼玉県大会の決勝を行い、見事初出場で優勝を成し遂げ、埼玉県代表として出場する大会である。

県決勝からはや3ヶ月。男子でいうと天皇杯にあたり、女子の大会として歴史も古く、また権威ある全日本女子サッカー選手権（全国大会）の関東地区予選になっている。

先々週に第21回関東大学女子サッカーリーグを終え、目標としていた2部昇格がなくなり、選手の気持ちの切り替えが正直上手くいっていない中、先週末に行った新潟遠征では何かをつかんだような大会直前の1週間であった・・・。

いっぽう大学では、27日28日と学生にとっては一大イベントである学園祭のため、26日は準備のまっただ中（終日休講）であったが、試合前日に監督会議がある関係で、選手とともに午前中に大学で練習した後、大会の開催地である千葉県入りした。

監督会議ではそうそうたるチームがずらりと並んでおり、その中の一つとして尚美学園大学が埼玉県代表として参加していることに、チーム結成初年度にしてこの場に立たせてくれた選手たちにあらためて感謝したい気持ちになった。

会議後、美馬コーチと宿舎に戻る道中、台風接近ということもあり、雨と風がますます強くなる中、ここまで自分たちのサッカーを披露するために練習してきたが、明日は、グラウンドコンディションがよくない中での試合を考えると、選手たちには良い条件下でさせてあげたいなという思いでいっぱいになった。

1回戦の相手は、関カレ（関東大学女子サッカーリーグの略）で今年度1部第4位、昨年まで2年連続インカレ（全国大学選手権の略）第3位の強豪神奈川大学である。今大会の出場は関東リーグ枠での出場であり、戦前の評価も圧倒的に神奈川大学有利の状況である・・・。

しかしこちらは何も失うものがなく、全国レベルの大学のチームと真剣勝負の公式戦であたれることを喜びに感じて頑張っていきたいと思う。また選手たちが本学女子サッカー部に入るにあたっての目標が、インカレに出場したいと口を揃えて言ったことからも、将来必ず色々な大会であたることになるであろう神奈川大学にどれだけ通用し、選手たちはやってくれるのか。正直とてもワクワクしている・・・。

さあ、明日は決戦！！選手たちの活躍を見届けたい・・・。（H.N）