いよいよ第1戦の千葉大学戦をむかえた。会場は神奈川県横浜市にある慶應大学下田グラウンド。メンバーは12名。それに中瀬と美馬コーチ、トレーナーの蒲原さんとの15名で試合開始直前、全員で円陣を組み掛け声をかける。
前日の練習試合で指摘された部分をどのように選手たちが表してくれるのか。しかしピッチの中での選手の円陣、そして掛け声を聞いて、昨日言われたことを意識をしているなと感じた。そんな中9月とは思えない、まだまだ暑さの残る16:00に千葉大学戦キックオフ。
少し硬さはあるかなと予想したが、最終ラインで上手くチームを落ち着かせながら、ワイドに攻撃展開。同じサイドの仲間同士の声、同じライン上に並ぶ仲間同士で途切れることのない指示や盛り上げの声。そこからリズムよくボールをつなぎ、最終ラインを高く保ってくる相手に対してどんどん裏を狙い決定的チャンスが何度か訪れる・・・。
しかし相手GKが身体を張ってファインセーブを連発。そんな中先制したのは尚美学園。ハーフウェイライン近くまで上げていた千葉大学DF陣の裏へアオイからのミドルパスにアボが素早く反応しGKと1対1。これを落ち着いて決めて待望の得点が入る。その後は両サイドから盛んに攻撃をしかけて前半を6-0で折り返す。
ハーフタイムでは相手の特徴を踏まえた上で、もっと前で人数をかけること。もっと動きに工夫をすることを伝え、ポジションチェンジを指示して後半へ・・・。
後半開始、相手もボールをつなごうと積極的になり時折尚美ゴール前までせまるもシュートまではいかず・・・。逆に尚美もボールはつなぐが、ゴール前での単純なプレーが多く、自陣ゴール前に人数をかけてくる相手DF陣を崩しきれない・・・。と同時に前半の途中まで感じていたチームに対する盛り上げや的確な指示も中だるみがちになる・・・。
再度選手たちが意識し、ゴール前に多い相手を崩す為ワイドに展開、そこからダイレクトパスを多用し始め、相手にほころびが生じ始める・・・。終了間際には連続得点を追加し、終わってみれば13-0で第1戦勝利をおさめることができた。
ただ単純なシュートミスや精度、ゲームをコントロールする為に必要なメンバー1人1人の意識からくるチーム全体の精神力がまだまだ足らないと感じるゲームだった。
サッカーは精神的要素が大きく影響を及ぼすスポーツなので、気持ちの立て直しによって勝敗が左右することが少なくないことをみんなに感じてもらいたいと思う。
1つ1つの積み重ね・・・。次戦の東京外語大学戦に向けて頑張っていきたい。(H.N)
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