尚美学園大学　女子サッカー部

いよいよはじまる関東大学女子サッカーリーグ戦。（以下関カレ）最近のチーム状態はというと・・・。
これからチームとしての力が問われる時期でもあるのにも関わらず、選手の気持ちが全く感じられず、見ている者の心に伝わらない・・・。

埼玉栄高校との練習試合でのゲーム内容は最悪！！埼玉栄の松島先生と選手には逆に失礼だなと思ったほど・・・。『声は出ない。』『仲間同士の意図が分からない、伝わらない。』『人まかせなプレーをする。』『プレーも雑・・・。』

疲労もピークにきている中での試合をじゅうじゅう承知しながら、自分たちに負けている選手たちに、『心=気持ち』が入っていないプレーがどんな大きい事故や怪我、つまらないプレーをするかを訴えた。
中には自分たちに悔しくて涙する選手もいたが、それぞれ自分の気持ちを外に出すのが少なかった。まだまだそこが足らないように思う・・・。

なかなか選手たちから気持ちのはね返りが物足りない中で行った次のゲームでは、動きが鈍いもののひたむきなプレーが出始め、仲間に対して細かい指示と声を出す姿に、さっきのゲームとは全く違うチームになっていて、まだまだ成長できるなと実感した。

チームが一丸となるのはいつだろう。一致団結して見る者の心を打つような試合をぜひこれからしてもらいたい・・・。そして得た結果は、勝っても負けても最善を尽くした満足感とさらなる勝利の渇望感をうむ結果となり、次への大きなステップとなる！！

その後は、選手たちにユニフォーム伝達式＆メッセージビデオを見せた。
選手たちには、これから尚美のユニフォームが重みを増し、憧れられるようになるには、明日からのみんなの姿で決まっていくということと、後輩が入ってきても今預かった愛着のある背番号を簡単に手放さないようにと伝えた。そういう意味でもユニフォームの重さを分かってほしいし、常に背中に尚美学園大学女子サッカー部の伝統を背負っているという自覚を持って試合に望んでもらいたい。

また、小泉職員のプロ顔負けの編集による、関カレに向けてのメッセージビデオに選手一同感激し、あらためて周りの人々の支えがあってここまでこれたのだと実感した。

感謝の気持ちを忘れず、いよいよ明日からはじまる関カレに臨みたい・・・。（H.N）