尚美学園大学_学報2022
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8ることができました。今年度はあらたに院生・編入生を含めて83名の留学生を迎えいれ次に紹介する留学生が主体となるイベントでは、2年ぶりに対面にて開催したものもあり、参加した留学生にとっては、有意義で自身の成長へと繋がるものとなっています。5回目となる「語学の祭典」スピーチコンテストを2021年12月に初のオンラインで開催しました。会場では、感染対策を講じつつスピーチを行い、後日、模様をYouTubeで限定公開しました。予選審査を通過した英語部門3名と日本語部門5名は、表情豊かに堂々としたスピーチを披露してくれました。日本語部門の留学生は、韓国2名、中国1名、マレーシア1名、ベトナム1名でした。それぞれが練習を重ねる中で、語学力の向上と自己表現力を磨くことができ、本番では、テーマに沿って自分の意見をしっかりと論じることができました。聴衆者からは「もう少し聞いていたいと思わせる魅力的なスピーチだった」「伝えたい気持ちが全身から溢れていた」「留学生の努力に感銘を受けた」「聴いていて引き込まれた」などのコメントが寄せられました。会場では審査員により各部門上位2名が発表され、久保学長より賞状と奨励金が授与されました。さらに、オンラインでは視聴者から聴衆賞の投票を募り各部門1名を表彰しました。新入留学生を迎え入れるにあたり、昨年度に続き、オンラインでの「新入留学生歓迎会」を開催しました。第1部は本学後援会の伊藤会長をはじめ、久保学長から新入生歓迎のご挨拶を頂戴しました。激励と温かいお言葉に、新入生は身の引き締まる思いと尚美生の一員となった安心感を抱いたことと思います。第2部は留学生、教職員をチーム分けしてコミュニケーションを図れるようなゲームを行いました。同じ趣味や話題を持つ「仲間」を見つけるゲームです。始めは緊張していた留学生も段々と打ち解けて、ゲームの後には自己紹介や歓談により、交流を深めることができました。小学5年生の総合的な学習時間「私たち地球人」をテーマにした授業において、本学留学生と相互交流を行いました。留学生はこの交流を毎年楽しみにしており、今年は3年振りに小学校を訪問しました。参加留学生は事前に小学生に向けて分かり易い資料を準備し、当日は4名ずつのグループに分かれ、自己紹介、母国紹介を行いました。なかには、簡単な挨拶を教える留学生もいました。先方関係者からは「プレゼンテーション力の高さに驚いた」と高評価をいただきました。体育館では、小学生のおはやしや空手、剣道などの発表を楽しみ、玉入れや綱引きは一緒に汗を流して交流を終えました。(公財)SIA埼玉県国際交流協会グローバル人材育成センター埼玉が主催する7月の「外国人留学生ホームビジット」に3名の留学生が参加しました。参加学生は各々がホストとなる家庭を訪問し、普段は接することのできない「日本の家庭や食卓」を体験しました。参加したベトナム籍のロンさんは、埼玉県内の博物館にて「藍染めハンカチ」を作り、夕食の際は、初対面とは思えないほど会話が弾み、別れ際には連絡先も交換できたそうです。参加した留学生たちは、新たな出会いもでき、貴重な経験をすることができました。第5回「語学の祭典」スピーチコンテストオンライン新入留学生歓迎会令和4年度外国人留学生ホームビジットに参加▶2022年11月6日(日) 川越国際交流ボランティアの会主催 「かわごえ国際交流フェスタ2022」参加予定!▶2022年12月13日(火) 「語学の祭典」スピーチコンテスト開催!※イベント詳細は事前にホームページ等でご確認ください。川越市立第一小学校での国際交流イベント予告国際交流室より

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