19(1)学生募集状況(2)連携について①平成29年に提携合意したアメリカ・ポートランド州立大学(略称PSU)との提携期間が5年を終えることにより、合意書に基づく提携更新を行った。同大学へは例年実施する海外短期語学研修の研修先となっている。令和3年度の研修はオンライン型となり学生は自宅から参加した。(3)改革について(4)退学者防止対策についてて柔軟に授業方法を選択できるよう展開した。はじめに令和3年度は、新型コロナウイルスの感染拡大防止対策を最優先課題とし、学生が納得できる質の高い教育体制の確保、教育環境整備、学生諸活動支援体制の推進に取り組んだ。入学式では令和3年度新入生とやむを得ず中止となった令和2年度新入生の入学式を4月に一緒に挙行した。その様子が各新聞社からも情報配信され、学生、保護者等からは多くの感謝の言葉が寄せられ、大学の取り組みとしての評価を得ることができた。授業に関しては、対面授業とオンライン授業を併用し、状況に応じオンライン授業を家庭で受けるための学修環境整備費として新入生に対し支援金の給付を行うとともに、大学内でオンライン授業を受けられる様に通信環境やメディアセンター等施設の整備と強化に取り組んだ。学生・教職員の健康と安全を確保すべく、入構にあたっての検温対応、消毒や飛沫防止アクリル板の設置、ウイルス不活性化装置の導入、新型コロナワクチン大学拠点接種を実施するなど万全の感染拡大防止対策を講じながら、学生にできるだけ満足のいく授業等を提供できるよう、大学全体としての意思決定を迅速に行い、日々刻々変化する状況に速やかに対応した1年であった。令和3年4月の入学者状況については、定員の1.20倍の入学者を確保した。学部・学科別では、昨年度開設したスポーツマネジメント学部と芸術情報学部情報表現学科で多くの志願者を集めて、学部別でも全学部で定員を確保することができた。学科別では芸術情報学部舞台表現学科を除く他の5学科とも定員を上回る入学者を確保している。昨年度からの新型コロナウイルスの影響は続いているが、オンラインオープンキャンパス、個別相談など、オンライン対応で大学紹介の機会を維持しつつ、対面の実施においても大学や学部の魅力が伝わるよう音楽表現学科ではワンポイントレッスン、舞台表現学科ではワークショップを実施するなど、イベント内容の充実を図った。高校訪問やガイダンスなどの対面でのアプローチを積極的に実施した上で、資料請求者に対し直接の電話掛けを行い、大学紹介やオープンキャンパス動員に取り組んだ。その結果、受験対象となる3年生以上のオープンキャンパス参加者は前年比124.9%であった。入学者選抜試験においては、受験システムのWeb化を実施した。これにより、受験しやすい入試の実施や入試手続きの合理化、並びに入試業務と入試運営の改善と向上が図られた。②川越地域における開かれた大学として、川越市や近隣のふじみ野市との提携、各協議会・運営委員会への積極的な参加を推進し、小学校、中学校などの教育機関とも交流を深め、地域社会の発展や人材育成の貢献に取り組んでいる。令和2年度提携・委託先一覧(川越市・ふじみ野市)ア.川越市政策企画課「川越市市制施行100周年会議委員」イ.川越市オリンピック大会室「支援委員会委員」ウ.川越市文化スポーツ部文化芸術振興課「川越市文化芸術振興計画審議会委員」エ.川越市文化スポーツ部文化芸術振興課「川越マラソン実行委員会委員」オ.川越市文化スポーツ部文化芸術振興課「川越市生涯学習基本計画審議会委員」カ.川越市文化スポーツ部文化芸術振興課「大学間連携講座」キ.川越市文化スポーツ部国際文化交流課「川越市国際交流センター受付業務」ク.川越市総合政策部地域創生課「川越市まち・ひと・しごと創生総合戦略委員」ケ.川越市総合政策部行政改革推進課「川越市公の施設指定管理者選定委員会委員」コ.川越市総合政策部行政改革推進課「川越市外部評価人」サ.川越市福祉部障害者福祉課「川越市障害者施策審議会委員」シ.川越市教育委員会教育総務部教育総務課「川越市教育振興基本計画審議会委員」ス.川越市教育委員会教育総務部教育総務課「活動点検評価懇話会委員」セ.川越市中央公民館「川越市公民館運営審議会委員」ソ.川越市立美術館「川越市立美術館協議会委員」タ.川越市立大東東小学校「生活科:町たんけん学習」チ.ふじみ野市総合政策部経営戦略室「ふじみ野市行政評価外部評価委員会委員」ツ.富士見市総合政策部契約監査課「富士見市入札監視委員会委員」テ.富士見市総合政策部管財課「富士見市庁舎整備検討審議会委員」ト.埼玉県立川越南高等学校「外国人留学生との交流会」将来を見据えた財政体質の強化を図るためには、安定した入学者の確保と退学者を減らす取り組みが必須であり、そのためには魅力あるカリキュラムと時代に合った教育システムの再構築を具体的な形にすることが求められている。その中で、教育の質向上を目的とした学生による授業評価を実施し、その結果をもとに教育実践に顕著な成果をあげた教員の功績を讃えて表彰するベストティーチャー賞制度を設けた他、研修により授業研究・改善、授業手法の見直しを図っている。また、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、多くの科目でオンライン授業を併用するなど、以前とは異なる授業形態、多様化への対応が求められており、新たなLMSの導入に向けた準備やネットワーク環境整備にも取り組んでいる。退学者の防止対策については大学全体で組織的に取り組んでいる。特に不安を覚えやすい1年生と例年退学者の比重が高い2年生に対し、アドバイザー指導、保護者への理解の取り組み、教職員による連携・協働により抑止を図っている。また、様々な支援が必要な学生と学納金未納者には、アシスト室が中心となり、学生、保護者、教1. 当年度の事業の概要2021年度 事業報告
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