15みの一部を報告します。2022年4月より対面授業が再開され、多くの学生がメディアセンターを利用するようになりました。しかし、コロナ禍以前とは異なり、対面授業の合間にオンデマンド授業を受講する学生、ノートパソコンで課題を作成する学生など、長時間滞在する利用者が増え、メディアセンターを図書館として利用するよりも、総合的な学修の場として利用する学生が増えています。変化した学修方法や授業内容に対応するために、改善した取り組○オンラインコンテンツのアクセシビリティ向上コロナ禍で急速に需要が増したため、電子ブックやデータベースなどのオンラインコンテンツを学外でも利用できるよう、これまで様々な対策を実施してきました。しかし、個別に様々なログイン方法に対応したため、利用者にはアクセス方法が分かりづらく、教職員からの説明も複雑化していました。後述するアンケート結果でも、この問題に対する回答が多かったため、リモートアクセスサービス【RemoteXs】を導入しました。これは一度ログインすると、様々なコンテンツの一覧が表示され、ここからアクセスが可能になるサービスです。電子ジャーナルなど、これまでは学内からのアクセスに限定されていたサービスも学外から利用可能になりました。教員より授業課題での利用や学生に向けた説明方法についての問い合わせがあったため、6月には教員や学生に向けた説明会を開催しました。この中で指摘のあった点は改善を行い、さらに利用しやすい環境の整備に取り組んでいます。結果として、学内にいても、学外にいても、RemoteXsをホームとしてオンラインコンテンツを利用する方が増えています。○アカデミック・スキルコンテンツのバージョンアップ!メディアセンターでは、大学での学びの基礎となる「アカデミック・スキル」を修得するためのコンテンツを提供しています。総合政策学部・スポーツマネジメント学部の基礎演習の授業内では、この動画を利用した課題を実施しており、昨年度のアンケートでは動画が長いという意見があったため、情報を集約してコンパクトにまとめ、バージョンアップを図りました。この結果、今年度アンケートでは、理解度が約20%向上し、自由記述欄のコメントもポジティブな意見が多くなりました。アカデミック・スキルについては、学修コンテンツとして、以下のWebページに継続して掲載しています。・アカデミック・スキル https://library.shobi-u.ac.jp/lib/ja/academic_skills○感染対策感染対策については、厚生労働省や文部科学省のガイドライン改訂を参考に対応していますが、基本的な毎朝の消毒清掃は続けています。その他、メディアセンターが行っている感染症対策等の情報は、以下URL先に掲載しています。https://library.shobi-u.ac.jp/lib/ja/covid19メディアセンターでは、オンライン環境・学修環境・各種サービスの改善を目的として、2022年2月にアンケートを実施しました。回答は任意ですが、学生522名(回答率16.3%)、教員114名(同33.9%)の回答をいただきました。この学生アンケート集計結果は、メディアセンターHPの【情報公開】ページへ掲載しています。(https://library.shobi-u.ac.jp/lib/ja/information)学生アンケートの回答結果では、第1回と比較して大きな変化がありました。1点目は滞在時間が全体的に長くなっている点、2点目は利用目的のオンライン授業の受講が3.5倍に増えている点です。また、【メディアセンターに優先して求める機能】として、「授業課題や卒論等で利用できるオンライン情報源」の回答が多い点からも、学生の学修方法およびニーズの変化が読み取れます。教員アンケート(非公開)では、【充実させるべき学修支援コンテンツ】として、1位「初年次教育(文書作成入門)」、2位「アカデミック・1.メディアセンターの取り組みについて2.第2回メディアセンターアンケート実施報告電子ブック:2(MeL・KinoDen)データベース:10(新聞・辞典・辞書・音楽/映像配信サービス・法律/判例等)電子ジャーナル:9(学術専門誌等)1つの入り口から21のオンラインコンテンツにアクセス可能メディアセンターより
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