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音楽表現学科 ポップスコース主催「佐藤竹善先生 特別講義」開催報告

1 月 18 日(火)、芸術情報学部 音楽表現学科 ポップスコース(ポップス専攻) 主催による「佐藤竹善先生 特別講義」を開催いたしました。
講義冒頭は、佐藤先生の自己紹介、音楽歴について、学生時代にプロのミュージシャンを志したきっかけや、同学科・コースの藤田千章先生と出会いバンドを結成したいきさつ、そして変化し続ける音楽シーンの中での活動内容など、様々なエピソードを盛り込みながらお話されました。

講義前半は、ヴォーカリストの側面からお話ししていただきました。その中で「どのような鍛錬をしてきたか」については、「自分の好きなミュージシャンのレコードを擦り切れて何度も買い直すくらい聴き込み、完全に同じように歌えるように練習してきた。その過程で、好きなミュージシャンの音程感、ビブラートのスピード、単語や一音節ごとの間合いなど、細かな要素を観察するとたくさんの発見がある。この作業がそのままトレーニングとなり、自分のスタイル確立へとつながった」と印象的なエピソードと共にお話されました。

続いて、「歌で表現できること、またその可能性について」では、「“詩を読むこと”と“歌を歌うこと”は全く別の問題であり、詩につくメロディー、歌う人の声など、様々な要素が重なり合うことで無限の想いを伝えることができる。これが歌うことである」とお話されました。加えて、「いつの時代も常に新しい表現方法が必ずある。皆さん(学生)の時代の新たな音の表現方法を見つけてほしい」と学生たちにエールを送っていただきました。
また、「ヴォーカリストとしての心構え」「歌の重要な要素」では、参考音源の試聴に佐藤先生の実演を加え、丁寧にご説明いただきました。学生たちは佐藤先生の圧倒的な技術、表現力に圧倒されている様子でした。

講義後半は、ソングライター、バンドのフロントマンとしての側面から「作曲のとき大切にしていること」「作曲するために勉強したこと」など、具体的な例を挙げながらお話しいただきました。

講義の最後は、佐藤先生がフロントマンを務めるバンド「SING LIKE TALKING」オリジナル曲「Spirit Of Love」のピアノ弾き語りを披露してくださいました。佐藤先生の演奏に会場全体が引き込まれ、講義が終了となりました。

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